4月22日から興福寺さんの北円堂が公開されています(5月7日まで)。
大仏師運慶の集大成とも言われる像が堪能できます。
今日のカットは、その中の世親菩薩像です。
この秋の東博での運慶展に無著菩薩像と共に出陳される予定です。
古代インドに兄の無著と共に実在した唯識学派の僧と言われ、無著菩薩像の老いた表情とは異なり、ちょっと太っちょの体とお顔が若々しいです。
左の掌に何かを載せるポースですが、何を載せておられたのでしょうか。
3本の指先が少し上がっていますが、経典でしょうか。
それなら、手も巻物に沿ったラインが現れるはずです。
一体何だったか、興味が膨らみます。ちょっぴり鎌倉時代にタイムスリップして確認したい気分です。
なお、右手の小指と薬指の先は惜しくも欠けていますので、勝手に修復しています。