今日は、七十二候のひとつ「桜始開」と、かなり無理のある日付のゴロ合わせ(3×9(さくら)=27)が重なることから、「日本さくらの会」が1992年に制定した「さくらの日」。
「日本の歴史や文化、風土と深くかかわってきた桜を通して、日本の自然や文化について関心を深める日」だそうです。
それにちなんで、今日のカットは、以前訪れたお家の書院の丸窓にシルエットで浮かぶ桜の花と、早々と出された五月人形の兜がモチーフです。
さくらと言えば、現在日本中で植えられている桜の約8割は、染井吉野です。
葉が出る前に花が咲くようにした交配種で、江戸時代に染井村(現在の東京都豊島区駒込周辺)の植木屋が「江戸で吉野の桜を見ることができる」のキャッチフレーズで「吉野桜」と命名して売り出したものです。
一方、桜の名所と言えば奈良の吉野です。でも、吉野の桜は葉の新芽と花が同時に咲く「山桜」です。
品種的には染井吉野とは全くの別物です。
「吉野の桜」のブランド力を勝手に使った、今で言えば「不当表示」に当たるぐらいのものですが、写真もない時代、吉野の桜が見えるということで、大当たりして、全国に広がります。
十年程で立派な樹になり、手入れも比較的簡単で、何より淡いピンクの花が一斉に咲いて、葉が無いので見た目にも華やかなことから、一気に勢力図を塗り替えました。
ただ最近、染井吉野一辺倒の見直しが行われ、いろいろな品種を植えようとの機運が起き出しているとか。
奈良盆地はここのところ冷え込んで、桜は少し足踏み状態です。

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