もう何年前になりますか、友人が訪ねてきて要件が済んだのち、お互いの近況と趣味の話になります。
彼は仏像に全く興味がないのですが、ハイライトだけの表現には喰いついてきました。
そして曰く「仏像も良いが、他のものはやらんのか? たとえばギリシャ彫刻とか」。
それまで、仏像一点張りで通してきたのですが、その言葉に刺激を受けます。
その気になって、ルネッサンス時代の作品集を見ていて、眼に留まったのが、大理石で刻まれたウードン作「湯浴みする女」です。柔らかい美しい曲線が、魅力的です。
顔は仏像の経験から簡単にクリアできましたが、一番の難関はバストラインです。
大理石像はなめらかに磨きこまれていて、どこに線を入れて良いかわからないのです。
極端に言えば、どこでも良いし、どこもダメといった、不思議な感覚に陥ります。
上半身裸体に近い仏像を作品にしてきましたが、これは勝手が違います。
一体、何が違うのでしょう。不思議です。
たった2本の短いラインにこんなに苦戦するとは予想外でした。
「もうこの辺で…」と妥協点を見出して、できたこの作品が、西洋彫刻をモチーフにした第一作目です。
悩んだ分、面白さもあります。その後、いろいろ手がけ、先般「キスの日」にアップした作品などに続きます。
友人の一言が、ジャンルを広げてくれました。
彼は仏像に全く興味がないのですが、ハイライトだけの表現には喰いついてきました。
そして曰く「仏像も良いが、他のものはやらんのか? たとえばギリシャ彫刻とか」。
それまで、仏像一点張りで通してきたのですが、その言葉に刺激を受けます。
その気になって、ルネッサンス時代の作品集を見ていて、眼に留まったのが、大理石で刻まれたウードン作「湯浴みする女」です。柔らかい美しい曲線が、魅力的です。
顔は仏像の経験から簡単にクリアできましたが、一番の難関はバストラインです。
大理石像はなめらかに磨きこまれていて、どこに線を入れて良いかわからないのです。
極端に言えば、どこでも良いし、どこもダメといった、不思議な感覚に陥ります。
上半身裸体に近い仏像を作品にしてきましたが、これは勝手が違います。
一体、何が違うのでしょう。不思議です。
たった2本の短いラインにこんなに苦戦するとは予想外でした。
「もうこの辺で…」と妥協点を見出して、できたこの作品が、西洋彫刻をモチーフにした第一作目です。
悩んだ分、面白さもあります。その後、いろいろ手がけ、先般「キスの日」にアップした作品などに続きます。
友人の一言が、ジャンルを広げてくれました。
