毎月18日と今日25日は、菅原道真公ゆかりの大阪道明寺さんの本尊、国宝十一面観音の厨子が開かれて拝観することができます。
この1m弱のこの像はカヤ材の一木造りで、香りを消滅させないために素地のままで仕上げられています。
入手が困難は白檀の代用としてカヤ材で彫られた檀像様です。

道真公は左遷されて大宰府に向かう途中、一夜の暇を許され、この寺にいた叔母の覚寿尼を訪ねています。
そして別れを惜しんで、「鳴けばこそ別れも憂けれ鶏の音のなからん里の暁もかな」と詠んだと伝えられています。
道真の死後に寺名が道明寺と改められましたが、この名は、道真の号である「道明」に由来するものです。

現在は全体が黒っぽいですが、木肌の仕上げが緻密で美しい、可愛い像です。

ちなみに、おはぎを作る際に用いられる「道明寺粉」は、蒸したもち米を干して粗めにひいたものですが、道明寺の尼僧が最初に作って、保存食として使われたのが起源とされています。

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