37年前の今日、ソニーから携帯式ヘッドホンステレオ「ウォークマン」が発売されました。なので、今日は「ウォークマンの日」だそうです。定価は33,000円也、高かっ!
このとき、私はまだ脱サラする前で某電機メーカーでジャンルは異なりますが、新商品の企画担当でした。
新聞の発表記事を見て強烈な衝撃を受けました。
再生専用テープレコーダー(録音できないのでレコーダーではなく、「テーププレーヤー」なのですが、当時そのような言葉も、商品ジャンルもありません)なんて誰が買うのだろう?と大いに疑問を持ちました。
ただ、外観にはマイクらしい窓があり、またオレンジ色のボタンもあります。
これを見て「再生専用と言っておきながら、録音ボタンもあって、実は一応録音もできます」機能は残したのだと、浅はかにも思ってしまいました。でもそれは違いでした。
ヘッドホンを聞いていると、人に話しかけられても聞こえないので、そのときはこのボタンを押すと、マイクで拾った声を聴けるという理解不能の機能です。ヘッドホンを外せば事足りるのですから。
普通に考えると、価格から見ても録音機能は付加できたはずです。そこを敢て外したところが凄いです。
早速事業部のトップに呼ばれ、この商品についての見解を求められます。
「大胆な発想力と説得力のなせる業です。」と発言しました。さらに言いたかったのは「既成概念を打ち破る勇気を養い、それを許す社内風土ではないでしょうか。」の言葉は、当時まだサラリーマンを続ける気でしたので「良い子」になって口にはできませんでした。
アメリカのスティーブ・ジョブズもこの商品に惚れ込み、刺激を受けて後のiPodそしてiPhoneに繋がったと言われます。
「ウォークマン」は若者の心を捉え、あれよあれよという間に若者の必須アイテムに成長します。

今日のカットは、初代ウォークマンと若きスティーブ・ジョブズの似顔絵です。

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