先日京都市美術館のモネ展に行ってきました。
お目当ては今月21日までしか展示されない「印象派」の名前の由来になった「印象 日の出」です。
これまで画集で見て想像していた以上の、速い筆の動きのタッチでした。
さらに、画集より淡い色です。色褪せてきているのでしょうか。
この作品、過去の競売カタログに「印象・日の入り」と題されていたこともあって、朝日なのか、夕陽なのか、いろいろ論議が交わされてきたようですが、過去の気象記録を調べた結果、この作品は「1872年11月13日7時35分頃」と断定されたとのこと。すごいことが判るものと感心します。
アトリエを飛び出して、感じた通りに描くという、過去にはない手法を取り入れたモネをはじめとする印象派は当時、評論家と言うより、批評家の攻撃の対象になりましたが、その後受け入れられました。
また、今回の展示には印象派と言うより、彼の時代になかった抽象画のジャンルに入るものが結構展示されています。彼は時代の先駆者のようです。
美術館を出て散策していますと、鴨川の橋の上に長い行列ができていて「最後尾」の看板のお兄さんも。
一体何だろうと、その先を見ますと細見美術館での「春画展」の行列でした。昨年東京でも人気があったと聞いていましたが、京都でも行列です。
さて、今日のカットはモネ展でふと思い出した以前の風景作品です。
「印象 日の出」はフランス北西部の風景ですが、ボートがあってその影が水面に映る作品を見て、過去の作品を思い出してのアップです。
もう7、8年前になりますか、奈良市音声(おんじょう)館で、アコーディオンの演奏会とのコラボ展をしたことがあって、演奏曲の中の「オー・ソレ・ミオ」とリンクできる作品を展示したくてトライしたものです。
その頃は仏像しか切っていなかったので、風景の切り絵デザインは面喰うことばかりでしたが、難しさの中にも面白さを感じた、思い入れのある作品です。

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