昨日、代官山での展示・講習会が終了しました。
1年ぶり、中には数年ぶりに再会させて頂いた方や、ネットな
どで知っていただいてご来場いただいた初めての方など、新た
なご縁を沢山頂きました。
また、切り絵講習にも多くの方に参加いただきました。
皆様への感謝と嬉しい気持で一杯です。
 
イメージ 2
 
イメージ 3
 
さて、今回は約40畳のスペースでしたので、過去最高の50
点の作品を展示することができました。
中には藍染の百済観音像、LED光で浮かび上がる日光菩薩像
など、切り絵以外のものも何点か展示しました。
ただ、その中で大抵の人が良いと仰ってくださる1番人気の作
品は東大寺の阿吽像でした。
 
イメージ 1

この作品は、7年前奈良県代官山iスタジオのオープニングイ
ベントで、県の方からお声を掛けて頂いての展示だったので、
奈良県のPRにもなるものを目指して制作したものです。
それまで、地元では個展など開いたこともなく、初めての個展
が代官山でした。
仏像切り絵をはじめて今年で9年目です。つまり7年前の作品
と言うことは、はじめてからまだ2年目です。

その作品が、1番人気になるということは、その後の7年間は
何だったのかと言うことになり、ある意味ショックなことです。
なお、この7年前の作品は、代官山での展示後、奈良県の施設
に寄贈、施設内でずっと展示くださっています。
その結果、和紙の黒色がなんとも言えない佳い風合いで退色し、
マットの色と合せて、風合いのある作品になっています。
ある意味、7年間の時間も手伝ってできた作品ともいえます。
今回、奈良県内のイベントで一時的に借り出して展示しました。
その内容をブログに掲載しましたところ、東京の方から本物を
見たいとの書き込みも頂きましたので、寄贈先の施設に返却を
少し遅らせていただいての展示でした。
 
今、思い出しますと、初めて東京で個展を開く、それも県から
の招請でということで、「必死」で取り組んでいました。
細かな所を見ますと、切るテクニックは現在の作品と較べます
とまだまだ拙いのいですが、そんな細かなことは、見る人にと
ってはどうでも良い事です。
それに対して、最近は「いかにシンプルに表現するか」とか
「アッと思わせる構図はないか」など、テクニックに走る傾向
にあります。
「初心忘るべからず」と良く言われますが、まさしく今回、身
をもってそのこと実感しました。
原点に戻り、そのときの情熱や意気込みを思い出すべきと反省
する機会を与えていただきました。
 
7年間続けて開催してきました代官山iスタジオは来月閉鎖、
売却される予定です。
来年も都内のどこかで開催できるよう、当たって参ります。
何分作品の販売はしない方針から、高額なフィーの民間ギャラ
リーはとても使えないのですが、皆様からの情報やご縁で、探
して参りたいと思っております。今後もよろしくお願いします。