奈良吉野には、長い歴史を持つ和紙の里があります。
ご縁で、6年前より吉野和紙保存技術保持者の先生とお付き合い
させて頂いております。
先生は、楮を自分の山で育て、蒸して、厳冬期に吉野川で晒すな
ど、昔ながらの工法で和紙を漉いておられます。
絵は、以前実際に漉いていおられ工房で、神経を一番集中させ
ると仰る瞬間を、先生が杉皮で染めて漉いた和紙で切り絵にした
もので、「同じなら若々しく男前に」との本人のご希望もあって、
デザイン、作品にしました。
 
イメージ 2
 
今回、唐招提寺さんから注文を頂いている切り絵グッズに、和紙の
風合いを生かし、また地産地消の意味もあって、特別な和紙をこ
の先生に注文しました。台風の影響もあって、2週間ほど待った昨
日、漉き上がったとの連絡を受けて、でかけました。
 
注文通りの和紙を受け取り、帰ろうとしたとき、
「これも持ってお帰り、貴方に渡したら『生き紙』になるから」
とギャグも交えながら、先生の草木染の和紙を3種、20枚ほど頂
きました。
 
イメージ 1
 
淡い黄色は合歓の木の葉、紫は茄子、グレーはあけびの実からそれ
ぞれ色素を抽出して染めたものだそうです。
どれも、素晴らしい風合いです。
また、先生の楮100%の和紙は、無茶苦茶強く、切り絵で0.5ミリ
以下の細い線を切り残しても決して切れることはありません。
早速これらの和紙が『生き紙』になるモチーフを探す日々となります。
新たな挑戦目標ができました。ご縁とは本当に有難いものです。