支援物資送るなら状況想像すべし | 注文の多い蕎麦店

注文の多い蕎麦店

人間は何を食べて命を繋いできたのか?
純粋に生きるための料理を実践し
自然に回帰することで
人間本来の生活を取り戻します。

 

予想通りすっきりしない朝。

宇出津市街地の道路はどこもこんな感じです。


 

どんなに天気が悪くても天然の入り江に守られた宇出津港は
いつも凪いでいる。


 

人とおなじでどこまでも穏やかな海。


 

酒樽神社。


 

創始は空海の時代の頃。
神様が酒樽の上に乗って流れ着いたと言われてます。
神様も命がけだ。


 

先日まで手水鉢や狛犬が散乱してましたが
奇麗に片づけられてました。
なんでも地元の住民は今夏に宇出津の祭りをどうにか開催して
震災復興の足が掛りにしたい。
と気合が入ってるらしいのでその手始めかもしれない。


 

境内から見下ろす宇出津の街。
やはり屋根の被害が目に付く。


 

本殿はほぼほぼ無傷でした。


 

 

そして宇出津灯台。


 

住宅街の外れにぽつんと鎮座しております。
生まれて初めて来ました。


 

ひたすら穏やかな海。


 

昨日は曇とはいえ立山連峰がめちゃめちゃ近くに見えました。
今日の天気は大荒れかも。

漁協の製氷施設。

 


 

水が出ないので現在休止中。


 

ふと漁港の一角で賑やかな気配が。


 

近づくと水揚げの真っ最中でした。


 

イワシや鯖などの青物ばかりですが
漁が始まったことだけでも奇跡。


 

宇出津の街は漁の街。


 

漁が動き出すと町が動きだす。


 

断水の影響で市場では荷捌きできないので
そのままトレーラーに積みこんで金沢あたりの市場でセリにかかることになります。


 

そしてまた瑞穂へ。


 

昨日のメニューはこんな感じ。


 

食材がそろそろ底をつきそうです。

ほんと卵は重宝した外田さんありがとう。


 

やはり洗い物が一番の戦争。


 

ここ瑞穂の公民館にも全国から支援物資が山ほど集まってきてるのですが。


 

まるで使えないものが結構多い

例えば子供なんてほとんどいない集落なのに子供用の紙おむつが大量に送られてきたり。
ほとんどの家で野菜作ってるのに
大根や白菜などが無駄に運ばれてきたり。


 

ひどいものだと断水してるというのに歯磨きセットだとか。
これは国からの支給品らしいのですが
アウトドア用の水を使う簡易洗濯袋とか・・・

水出ない言うとるやろが

せめて水のいらないマウスウォッシュだったりとか
ドライクリーニング溶剤だとか思い浮かばなかったんだろうか。

中には使い古しの下着とかまで送って来る人もいるそうです。
これが嫌がらせの類だったら呆れるだけで済むのですが

そのほとんどが本人からしたら
よかれと思った善意のかたまりだけに余計にたちが悪い。
善意に対して文句も言えないので
有難くもないのにありがとうと言わざるを得ないのは辛すぎる。

その善意を振りかざす前に今一度
それは果たして現地に必要なものだろうか?
と入念に精査してほしい。

またランチが早く終了したので
久々に小木のイカキングへ。


 

別に観なくてもよかったんですが
素通りしたら小木の人になんか申し訳ないような気がして。

ここにもリンガーハットの炊き出し来てました。


 

ここの風呂は温泉のお湯が提供されてます。

 


 

初日だけ別府温泉から運んで後はずっと和倉のお湯らしい。

そしてまた藤ノ瀬へ。


 

やはり煮物は大量に煮込んだ方が美味しい。


 

雨の日は屋外での洗い物がツラい。


 

夜も昼と同じメニュー。

 


 

終わりに近づいてようやくここも活気づいてきました。
田舎の人は恥ずかしがり屋さんが多いので
最後の最後になって来る人が増えてきます。
ラストの今日は13人くるらしい・・・蕎麦が・・・

また雨の中柳田の自衛隊風呂へ。

 


 

結局一週間風呂無しで済ませるつもりでしたが
もう4回目の風呂です自衛隊最高。

いよいよ今日が泣いても笑っても最後。
悔いの残らないよう食材も能力も全て出し切ってこようと思います。

ちなみに毎日避難所に行くたびに
これ持って行ってあれ持って行ってと。
色んなものをもらうんですが・・・


 

ほぼほぼいらないものばかり。
これも全部善意の固まりだけに捨てるのも忍びないので
毎日なんとか消費しております・・・

 

大丈夫か僕の身体滝汗