世界中で今話題になってるバービーの実写版映画で。
同時期に上映されている原爆の父と呼ばれるオッペンハイマーをかけ合わせて。
キノコ雲を風刺したアイコラが拡散していることで批判が上がってるようですが。
僕からしたらそもそも
原爆を作り出したオッペンハイマーなる人物を主役にした映画を作成しようとする時点で。
アメリカの日本への原爆投下の意味が
想像以上に軽く扱われている
ことを如実に表してると思うんですけどね。
例えるなら日本が大日本帝国を肯定したりドイツがヒトラー万歳的な映画を作ったのと同じで。
もしそれなら世界中から徹底的に叩かれると思うんですよ。
当のオッペンハイマーは原爆が投下された後。
まさか実際に使用されるとは思ってなかった。
あくまでも兵器使用の抑止のためになると思っていた。
などと後悔の念を漏らしていたと伝えられてるのですが。
マンハッタン計画を主導した時点でそれがどういう意味なのか知らなかったはずはなく。
まだオッペンハイマーの内容知らないのであくまでも憶測ですがどうせアメリカのことだから
オッペンハイマーを英雄的に描写して
どうだアメリカって凄いだろ
世界の平和と秩序を維持するために頑張ってるんだぞ
と自画自賛の愛国映画に仕上がってるのは間違いなく。
これがせめてあえてオッペンハイマーを取り上げることで原爆の無慈悲さと過去の戒めを今改めて考えてみる。
的な内容になってればその作品も意味あるものになると思うんですけどね。
まあ当のアイコラはあくまでも悪ふざけにすぎないのだから
そこまで神経質にならなくても。
日本人ならそんなしょうもないことで騒ぐよりオッペンハイマーを是非日本でも公開してもらって。
真正面から堂々と原爆の是非を批判できるような国民でありたいですね。
そんなことを感じたヒロシマの日でした。