命と引き換えのセクハラ | 注文の多い蕎麦店

注文の多い蕎麦店

人間は何を食べて命を繋いできたのか?
純粋に生きるための料理を実践し
自然に回帰することで
人間本来の生活を取り戻します。


韓国のソウル市長がセクハラ訴訟を苦にして
自ら命を絶ったというニュースを耳にしました。
セクハラやパワハラの問題は後を絶ちませんが

命と引き換えにしてまでセクハラをやめられない

というのはほんと人間の性というのはなかなか厄介なものです。
と言っても僕的にはあの空海大師が

執着して三界を愛す

とおっしゃてた様に。
子孫を後世に繋いでいくという原理の上に立つ性欲も
人間にとっては当たり前の生理作用だと思うので。
それをマナーや倫理、法律で制御していること自体が問題だと思うんですよね。
そりゃ本能を抑制してたらどこか違うところに負担がかかってくるのは当たり前の話で。

それじゃあ性欲は無制限に解放したらいいのか?
というとそれはそれで大いに問題がある。
空海さんの言葉の真意は

人間の性欲を認めた上で人間なら理性で欲をコントロールすべきだ

ということにあるのであって実際彼は生涯不犯を貫いてます(男色家だったという説もありますが)
逆に人間の性欲は当然の真理だという説を利用して自分の欲望を正当化したのが
フリーセックスを提唱する統一教会の文鮮明やオウム真理教の麻原彰晃だったわけですね。

つまり性という人間の煩悩を受け入れた上でそれを理性で制御できるかできないかで
人間としての質は雲泥の差になって露見してくるということ。
自らの命を絶てるくらいの勇気があるのなら性欲をコントロールすることくらい容易かったと思うんですけどね。
と言うより自殺のハードル自体が低くなりすぎてるのかな。

いずれにせよ性の問題を過剰にタブー視しないで
人間の当たり前の欲望として受け入れた上で適切にコントロールできるような寛容な社会にしていきたいですね。
ってこれもし自分がコントロールできなかった時の言い訳じゃないのかデレデレ