蕎麦屋の意外な職業病 | 注文の多い蕎麦店

注文の多い蕎麦店

人間は何を食べて命を繋いできたのか?
純粋に生きるための料理を実践し
自然に回帰することで
人間本来の生活を取り戻します。


蕎麦屋の職業病と言えばこねたり延ばしたりするイメージから
腰や上半身に不具合が起きると思われがちですが。
ことうちに限って言えば腰や二の腕よりも膝への負担がかなり深刻な問題です。

うちは蕎麦の殻ごと製粉機で挽くために蕎麦を篩って余分な殻を取り除く手作業が必要になり
それに毎日だいたい30分から1時間費やしてるのですが。
厨房で製粉作業も兼ねていることもありどうしても低い場所で篩わないと
粉が舞って食器にかかったりと後で掃除が大変なんですね。

となると必然的にしゃがみ込みながらの作業を強いられることになり。
篩った粉に殻が混じってないか目視で確認しながら
どうしても半身になって片膝を立てて篩わないといけないんですけどね。
僕の場合左から覗き込まないとどうもしっくりこなかったので
毎日左膝を床に落として作業してたんですね。

それが恐らく毎日毎日左膝に偏った負担をかけてたので軟骨がすり減って
その削りカスが滑膜内に溜まって炎症を起こしたのでしょうが。
ついに左膝が悲鳴を上げてしまいしゃがむのも走るのも覚束ないような状態になってしまいました。
どうにもこうにも日常生活にも支障をきたすようになってきたので
ようやく左膝への負担を軽減する対策としてこいつに座って作業するようにしたら・・・


 

あっさり治りました。
はよ座っとけよショボーン