学問の神様で有名な北野天満宮よりやや北方。
ここに京都では桜の名所として知られる平野神社があります。
もともとこちらの御祭神は奈良の平城京で祀られていたものを794年平安京遷都の際にこの地に移されたのですが。
その御鎮座を記念する祭として毎年9月14日に御鎮座記念祭と奉灯祭が執り行われるんですね。
詩吟や日本舞踊、長唄など京都の格式ある神社にしては珍しく庶民感覚の
まるで地域の地蔵盆的なのんびりしたお祭でした。
それにしてもこの平野神社の御祭神なんですけど。
合計4対の御祭神が鎮座されてまして・・・
それが今木皇大神(いまきのすめおおかみ)
久度大神(くどのおおかみ)
古開大神(ふるあきのおおかみ)
比売大神(ひめのおおかみ)
といずれも今まで聞いたこともないような神様なんですね。
しかも今木皇大神にいたっては平安時代に正一位の位階を授かってるというから驚きです。
正一位と言えば京都の上鴨、下鴨神社や奈良の春日大社、大神神社、茨城の鹿島神宮の神々と肩を並べる神社の位の最高位
(伊勢神宮の神様などは位階を超越した存在とされてます)
この辺は遷都に関わった藤原氏などが何らかの働きかけをしたのでしょうが元々これらの御祭神も平安遷都のどさくさに紛れて本来の神々から名前を書き換えられたのかもしれませんね。
今木皇大神の「今」は新しいという意味ですし・・・
そのせいかどうか解りませんがこの平野神社は何度来ても鬱々というかちょっと謎めいた不思議な空気を醸し出してます。
京都で一番最初に咲く桜の下には死体が埋まってるという噂もありますしね( ゚∀゚; )
いつも修学旅行生で賑わう天神さんの空気感とはえらい違いですがほんとの京都の神社の有り様はこんな感じなのかもしれませんね。
行かれたことが無い方は一度この独特の雰囲気を味わってみてください。
もしかしたら変なものも一緒に纏わりつくかもしれませんけど(≧▽≦)
おお怖~・・・ということで恐怖を払拭するために恒例の蕎麦研修(^ ^)