情熱の醒めたグループ発祥店 芦屋土山人(兵庫・芦屋) | 蕎ばログ

蕎ばログ

蕎麦屋が蕎麦屋を食べ歩く。一般人とは異なる同業者としての視点でシビアに鋭くタブーに突っ込みます。
技術や味云々よりも料理や蕎麦に対する信念、哲学、お客様への配慮等そういった方面から観察したいと思います。

 
2024・1月訪問

亀岡から山越えで秋鹿酒造に寄り道してから。

さらに峠を越えて芦屋へ。

 


 

阪神芦屋駅から徒歩圏内の幹線道路沿い。
駐車場2台あるそうですが分からなかったのでコインPに。
平日の昼過ぎ10人ほどの待ちでした。

こちらが土山人グループの発祥店。
フジオグループに売却せずに自社経営を継続した店舗になります。

その後広範囲に勢力を拡大した土山人グループの原型だけに
さすがに空気がピリッと・・・

 


 

と思いきや意外に子連れ客も多い(というかそっちがメイン)


 

メニューはこちら。

 


 

相変わらず単品も充実してます。

季節もの。


 

お酒は思ったより浅い。


 

セットもの。

 

 

いつものように鴨せいろを粗挽き田舎で。


 

鴨汁。

 


 

ロースの薄切り数枚と団子一つ。
やや獣臭が気になる。
汁は甘さ控えめでさすがに美味い。

そしてお蕎麦。

 


 

群馬県産自家製粉挽きぐるみの十割30メッシュくらいの細打ち。
キンキンに冷えてるがそれでもちゃんと蕎麦の風味を感じるので良質な玄蕎麦を使ってるのだろう。


 

ただし独特の老ね臭が鼻に抜けるのがかなり気になる。
お世辞にも熟成と言うにははばかれる風化した風味。

たぶん・・・


 

結局蕎麦湯も出てこなかったし。
接客もやや塩対応だったので全盛期の情熱はもう冷めてしまったのかもしれない。

あとはネームバリューでどれだけ引っ張れるのか・・・

手を広げすぎるとこうなるという手本でもある。

 

芦屋土山人

兵庫県芦屋市川西町7−3−112

 

 

食後西宮神社へ。

 

 

この日は十日えびすの残り福。

 

 

平日ですがさすがに戎神社の本家だけあって結構な人出。

 

 

と思ったら福笹はイミテーション。

そういうとこケチるか。

西宮らしいと言えばらしいがチュー