炭水化物偏重な蕎麦屋ランチの罪 くらそば幸道(福井・越前) | 蕎ばログ

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蕎麦屋が蕎麦屋を食べ歩く。一般人とは異なる同業者としての視点でシビアに鋭くタブーに突っ込みます。
技術や味云々よりも料理や蕎麦に対する信念、哲学、お客様への配慮等そういった方面から観察したいと思います。


2023・11月訪問

 

この日は翌日の金曜日が祝日だったので朝一で小浜のお魚センターへ。

底引き網漁が解禁されたのでそこそこの賑わいです。

この日ゲットしたのは

 

 

ひげ鱈(ソコダラ)と。

 



スズキとエビスダイ。

このエビスダイというなんとも派手な魚

初めて扱ったんですが。

 

びっくりするくらい鱗が固い

 

どれくらい硬いかと言うと。

 

鱗の一枚一枚で人を殺傷できるくらい

 

冗談抜きで笑

 

この後お土産購入がてら地元の純米酢を開拓して。

 

 

敦賀で残りの買い出しを済ませてから越前市内の蕎麦屋さんへ。

と思ったらなんと11時半ですでに完売汗

 

今から追い打ちするので30分後くらいなら。

ということで先にこちらの店へ。

 


 

国道8号線武生と鯖江の中間くらい
すこし脇道に入ったところという立地。
名前の通り大きな酒蔵(米蔵?)を改装したような雰囲気。
ということでBGMにうっすらと

 

重低音でビートルズが流れている#なんで?

そんなリヴァプールな店内は平日11時半ころでそこそこの客入り。

 

メニューは壁にドカンと。

 


 

定食はおにぎり推しで炭水化物偏重。

蕎麦に蕎麦というメニューもプッシュしている。

じゃあせっかくなんでたまにはおにぎりでも・・・

なんてなるはずもなくもちろんつけ鴨で。


 

鴨汁。

 


 

デフォルトで山椒がきいてるが
甘さ控えめで出汁は美味い。
鴨はロースの薄切り数枚。

そしてお蕎麦は。
な、な、な、な、

 

なんか乗ってる汗

思わず

 

すいません蕎麦になんかへんなちん毛乗ってるぞ

 

ってクレーム言いそうになりました(うそ絶対ならない)
 

南越前産(武生あたりか)自家製粉挽ぐるみ微粉の一九。
温めに仕上げてあるがしっかりコシのある食感でやはり風味は弱い。

こちらは雰囲気重視で
普通のおろし蕎麦に飽きた地元の人がたまにはオシャレに。
といった使い方なのかも。

 

それにしても炭水化物を重ねて満腹感でごまかす手法は

ある意味罪だとは思うがぼけー

 

くらそば幸道

福井県越前市高木町36−7−8