マンガ好きの部屋 -718ページ目

げんしけん

げんしけん (アフタヌーンKC) 木尾士目


げんしけん (1) (アフタヌーンKC (1144))/木尾 士目
¥530
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[内容(Wikipediaより引用)]

「げんしけん」とは作中のキャラクターたちが所属する大学サークル「現代視覚文化研究会」の略称「現視研」のこと。この漫画での現代視覚文化とは漫画、アニメ、ライトノベル、コンピュータゲーム、そしてそれらを元にした造形(フィギュア、カプセルトイ、プラモデル等)、コスプレ、同人誌二次創作といったオタク的趣味を指す。

この作品はこれらオタクカルチャー全てを対象とする総合的サークルとして発足したものの、半ば休止状態だった「現視研」が新入生たちの入会によって少しずつ活気を見せていく。オタク趣味を持つ大学生たちのごくありふれた日常を、ギャグや物語的な誇張を交えつつ描いている。


[感想]

あんなオタクになりたい!! このマンガを読んでいるオタクたちは皆そう思っているのだろう。
私もその一人である。


オタクが世に認められつつあるなどと、のたまう人たちがいるけれど、やはり皆多かれ少なかれコンプレックスを持っているんですよ。世のオタクの大多数は、笹原なんです。

自分の趣味を打ち明けて仲間を作りたい、でも踏み出せない。高坂の立ち位置を目指しつつ、たどりつくのは斑目。


話は概ね日常を描いていおり、その中にちりばめられた小ネタに読者たちは一喜一憂する。

だいたいが一話完結で、しっかりとまとめてあるので安定感がある。

また単行本の各話の間に差し込まれる4コマなど、すごく楽しませてくれる。


実のところ、わたしは作者の木尾士目氏の作品に苦手意識があった。「げんしけん」の前に「四年生」「五年生」という作品で大学生の生活・恋愛模様を描いていたのですが、後半にいくにつれて話がドロドロと重くなっていくので、読んでいて鬱な気分になってくる。その話の進め方などから、”自己陶酔”という雰囲気を感じていました。

なので雑誌で「げんしけん」を目にした際も、作者が木尾士目氏であるというところで手が止まってしまいました。


ところが、たまたま古本屋で単行本を読んだところ、



面白い!!!



作者を見たら、木尾士目氏だったので更に驚いた。だって話の雰囲気も絵も全然違うんですから。

「げんしけん」の中でも、春日部さんが火事でトラウマになる話や、荻上の中学話など、以前のダークな雰囲気を漂わせる部分もありますが、周りのキャラの雰囲気がしっかりと包んでいて救われる。



キャラクターについていうと、中盤笹原が斑目と春日部さんに完全に喰われている!  主人公なのに!!

斑目卒業、荻上との話が進むにつれて復権していきますけどね。

イジるキャラとイジられるキャラが徐々に変わっていく様が、まさにオタクへの慣れを感じさせる。

だって大野さん最初あんなに隠してたのに、後半はっちゃけ過ぎ。・・・まあそこがいいんですけどね。


なにはともあれ、マンガとして十分に面白いし、オタクになれば更に面白い。

まだ読んだことのないあなたは、是非この本を読んで・・・



正直になれ!!!



以上、自己分析大好きなオタクの一人からでした。