マンガ好きの部屋 -715ページ目

いつでも夢を

いつでも夢を (ヤングサンデーコミックス) 原秀則


いつでも夢を 6 (6) (ヤングサンデーコミックス)/原 秀則
¥509
Amazon.co.jp



[内容(Wikipediaより引用)]

自分にどうしても自信を持つことができない内向性でモテない高校生の主人公・多田野は、唯一の得意といえる趣味の漫画で、自分を主人公、友人の彼女如月みちるをヒロインに仕立てた恋愛物語を描いて妄想に耽っていたが、強引に当の本人であるみちるに漫画を読まれてしまう。その時にみちるが何気なく言った応援の言葉を真に受けて、多田野は漫画家の道を目指していく。


[感想]

たとえどれだけ苦しくても、描かずにはいられない。


マンガ家の現実を描いた作品。

アイデアを出すためひたすら自分を追い込む姿、ストーリーを自分勝手に変えていく編集、一握りの人間しか

掴むことができない夢。

かなり誇張されていると思うし、どの程度がホントかはわからない。

ただ、そこに描かれる熱さ・厳しさは本物だろう。


「どんなにイヤな奴であろうと・・・ 漫画が面白きゃいいんだよ!

 描いた奴の人間性なんて・・・  この世界じゃ関係ねーんだよ!」



本作では主人公・多田野が夢を目指しつつ常に壁にぶつかる様が描かれる。そんななかでも原秀則氏得意のラブコメ要素もちりばめられている。

同じマンガ家をめざす小島能理子に出会い、惹かれつつも、着実に夢に向かって進む彼女にコンプレックスを

感じてしまう。そしてマンガ家への夢と恋愛との狭間で悩んでいく。


終盤、2人を取り巻く環境は、激変していく。その展開はあまりに辛く、壮絶なものになっていく。


「そうですよ・・・・・・ね。  ムリですよね・・・・・・  それ描いちゃったら・・・・・・  ホントに・・・・・・・

 最低の人間になっちゃいますよ・・・・・・・ね」



それでも・・・・  描かずにはいられない。



マンガ家をモチーフに描かれる人間ドラマ。

途中読むのが辛くなる部分もありますが、最後まで読んで頂きたい。そんな作品です。