SNS上で筑波大学の女性教授に対して誹謗中傷を繰り返したとして、茨城県警の男性警部が侮辱容疑で書類送検されました。

捜査関係者によると、警部は昨年5月から今年2月に掛けて、旧ツイッター(現Ⅹ)にて、この女性教授のことを「見た目からしてバケモノかよ」「ヒステリーババア」などと誹謗する投稿をした疑いが持たれています。

投稿に気付いた女性教授が今年4月に刑事告訴し、それを受理した警察が捜査を進める中で警部の関与が発覚。

警察の調べに対し、警部は自身のアカウントから女性教授への誹謗中傷を行ったことを認めました。

尚、この警部は書き込みをした当時、県警本部の生活安全課に所属していましたが、犯行が発覚した今年5月には異動して警務課付となっています。

 

まぁ、人それぞれに色んな思想はありますが、やはり容姿を貶すような書き込みはダメですね。

この警部がどれほどの容姿だったのかはわかりませんが、たとえ俳優クラスにイケメンであったとしても、決して他人の容姿を貶していい訳ではありません。

大学教授であると同時に国際政治学者でもある女性教授に対しては、ロシアによるウクライナ侵攻が始まって以降、様々な意見が寄せられているそうですが、流石に容姿を誹謗する書き込みに対してまで「そういう意見もあるわな」とはならんでしょう。

 

警部がこの女性教授の何が気に食わなかったのかは知り得ませんが、きっと彼女の思想や発言に対して何かしらの不満があったのでしょうね。

それ自体は決して悪いことではありませんが、それならそれでしっかりとSNS上で相手に意見をぶつけてほしかったです。

それをしないままに、相手の容姿を貶すことで自分の内側にくすぶる攻撃的なエネルギーを発散するのは人間として最低です。

 

しかし、こうした事件を見る度に思いますが、もうインターネット上に「匿名」というものは存在しませんね。

いくら身分を明かさずに書き込んだところで、今回のように警察が入れば、いとも簡単に「書き主」が特定されます。

匿名であることを〝隠れ蓑〟にして好き放題に書き込める時代は、とっくの昔に終わっているのです。

私の知り合いにも、このブログに匿名でアンチコメントを何度も送ってきた大馬鹿者が居ますが、残念ながら受け取った側は内容や文体から誰が書いているのかすぐにわかります。

そんな人間が普段は何食わぬ顔で公務員をしているのですから、日本の行政が腐敗していくのも当然ですね。

 

繰り返しになりますが、私はもうインターネット上に「匿名」は存在しないと考えており、だからこそ私は、このブログで実名を公開して(法に触れない範囲で)好き勝手に書き綴っています。

どうせ匿名でやっても、いつかは実名がバレるのですから、それなら最初から実名を晒して発信した方が「言葉の重み」を実感できて楽しいですよ。

結局、実名で言えないことは匿名でも言わないのが一番です。