昨日は友人と一緒に、富山県総合運動公園(通称:県総)で陸上競技の北信越インカレを観てきました。
これは北信越の大学陸上競技部が一堂に会して争う大会であり、各種目の優勝者には全国大会である「全日本インカレ」の出場権が与えられる為、学生たちにとっては言うまでも無く〝ガチ〟な大会です。
ちなみに、同じ北信越インカレが秋にも開催されますが、こちらは優勝しても次の大会には繋がらない為、当然〝熱量〟としては春の方が大きくなります。
そんな情熱的な「春インカレ」を観ることで、少しでも自分のモチベーションアップに繋げようと思ったのです。
しかし、残念ながら、その目論見は大きく外れました。
どの種目も選手たちの懸命さは伝わってきたのですが、一方で、どうしても私の心には火が付かなかったのです。
観ていても以前のように感情移入できないというか、どこか他人事にしか感じられない自分が居ました。
まぁ、卒業してからもう13年が経つので、他人事にしか感じられないので当然なのですが、何だかそれに気付いて寂しい気持ちになりましたね。
せっかく「母校」の選手たちが頑張っているのですから、もう少し感情移入して、心の奥底から彼らのことを応援してあげたかったです。
思えば、自分はこれまでずっと、内側から湧き上がるエネルギーを原動力に走ってきました。
それは「悔しい!」「強くなりたい!」という気持ちから来ることもあれば、夏の甲子園やオリンピックを観ることで湧き上がることもありました。
そうやって湧き上がりやすい心の持ち主だったからこそ、私はあれだけ情熱を燃やして走り続けることが出来たのです。
しかし、もう年齢も年齢ですから、そういった部分の感受性というのは、少しずつ弱まっているのでしょう。
これからは「燃えるように走る」のは止めて「淡々と走る」方向にシフトしていきますか。
でも、あの限られた学生時代に、青春の全てを捧げて、自分の全エネルギーを走ることによって〝昇華〟できた私は本当に幸せ者でした。