今日は夜勤の休憩中に「検出力テスト」を行いました。

 

私たちの現場では、作業者が自分の運転する機械の製品を一定時間ごとにサンプルとして取り、それをチェックすることで品質を確認しています。

が、しかし、果たしてどこまで作業者がチェック出来ているかは外目にはわかりません。

出ている不良を余裕で見逃したまま、チェックシートに「OKサイン」をしている可能性だって十分に有り得るのです。

 

そこで私たちの職場では、一定期間ごとに「検出力テスト」を行っています。

会社側が用意した10本の製品を見て、それぞれがどの不良に該当するかを回答することで、いつものサンプルチェックで本当に不良を見つけられているかをテストされるのです。

しかも、この検出力テスト、厄介なことに10本のうちの何本かは、きちんと良品も紛れています。

いっそのこと全部不良品なら見つけやすいのに、こうした〝トラップ〟が仕掛けられているところに会社側の〝本気〟が覗えます。

これにより、目の前の製品が「良品か不良品かわからない」という、実際のサンプルチェックさながらの状況が作り出されているのです。

 

そんな訳で、数ヵ月振りの「検出力テスト」が無事に終わりました。

果たして回答が合っているかはわかりませんが、まぁ別に点数が高くても低くても何かある訳では無いので、そんなことは気にするだけ無駄ですね。

確か「正解」は忘れた頃に発表されるはずなので、それまで綺麗サッパリ、このことは忘れて過ごそうと思います。

ただ「検出力テスト」をやるのはいいのですが、せめて業務時間中に現場でやらせてほしかったですね。

貴重な「昼休み」がそれによって潰れてしまい、まともに休憩が取れなかったので、昨夜は文字通りの「長い夜」となりました。