今月19日、富山県が「旅立つ君へのエール ~大丈夫。いつでも、富山はここにいる~」をYouTube上で公開しました。

これは進学・就職の為に富山を離れる若者の〝決意〟と、そうした若者への地元の人たちからの応援メッセージを一つの動画にしたものです。

インターネットニュースに上がっていたので、私も早速視聴したのですが、既に若者でも無ければ富山を出る訳でも無いのに、勝手に感情移入して感動してしまいましたね。

こんな言い方は不遜かもしれませんが、まだまだ富山も捨てたもんじゃないなと思いました。

 

「思い出さないくらい、しあわせでいて」

「思い出すときは、笑顔になってほしい」

 

動画の中では、そんなメッセージがテロップとして流れます。

確かに若者が富山を離れるのは寂しいですが、せっかく富山を旅立つのですから、もう思い出さないくらい、行く先の土地で幸せでいてほしいですよね。

そして、もしも何かの拍子に富山での日々を思い出す時には、どこまでも笑顔になってほしいです。

それこそが生まれ育った富山への最大の「恩返し」になるんじゃないですかね。

まさしく「故郷は遠くにありて思うもの」です。

 

私もまだ若い頃に、ほんの数年間だけ富山を離れたことがありますが、やはり違う土地に行ってこそ〝故郷〟の良さというのは身に沁みてわかるものです。

だからこそ、これから県外へと旅立つ皆さんには、行く先の土地での「新生活」を目一杯満喫してほしいです。

初めは大変なことも多々あると思いますが、本気でやれば、乗り越えられないことなど、この世の中には殆どありません。

 

精一杯、挑戦してきなさい。

大丈夫、戻ってくる場所はずっと変わらずにあるからね。

あなたがどこに居ようが、富山はずっとあなたの味方です。

自分を迎えてくれる故郷があることを絶対に忘れないでいて。

 

止まらない人口減少と若者の〝県外流出〟に苦しむ富山県ですが、是非ともここは旅立つ若者たちの夢を全力で応援していきましょう。

帰ってきてほしい気持ちは山々ですが「もう二度と帰らない」というくらいの覚悟で大きな〝チャレンジ〟をしてきてほしいです。

一方で、富山に残された私たちとて、指をくわえてそれを眺めている訳にはいきません。

「富山から世界へ」というスローガンの下、富山から自分たちの夢を精一杯掴みにいきましょう!

そうやって富山を盛り上げ、活気ある街にしていくことが、残された私たちに課せられた最大の使命だと思っています。

(という訳で、私も日本一ではなく世界一のコラムニストとなれるよう頑張ります)