北海道日本ハムファイターズが、二軍選手の染髪を全面的に禁止しました。

これは栗山英樹チーフ・ベースボール・オフィサーが提案し、稲葉篤紀二軍監督も賛同して導入されたものです。

これまでファイターズでは、頭髪の色については一軍二軍に関係なく、各選手の自由裁量とされてきました。

 

まぁ、令和の時代にはそぐわない理不尽なルールな気もしますが、あくまでも対象は二軍選手ですからね。

そんなにこのルールが気に食わないのなら、さっさと結果を出して一軍に行きなさいという球団からの〝メッセージ〟だと思います。

大体、二軍の身でチャラチャラと髪を染めるなど言語道断です。

監督からすれば「そんなことをしている暇があったら、1秒でも長く練習しろ!」という話でしょう。

 

そして、プロ野球の世界に限らずですが、悲しいことに人間社会というのは、ピラミッドの上に居るか下に居るかによって、その自由度が大きく変わります。

当然、ピラミッドの上に居る人間には大きな自由が与えられますし、下に居る人間には小さな自由しか与えられません。

それは確かに不条理ではあるのですが、だからこそ私たちは「ピラミッドの上に行こう!」と頑張ることが出来るのであって、何の努力もせずに「不公平だろ!」と叫び続けたところで、それは結局「負け犬の遠吠え」です。

自由に振る舞いたいと思うなら、一刻も早くピラミッドの上に行くしかありません。

 

自由になろう。

それが許されるくらい価値ある人間になろう。

つまりは競争に勝とう。

 

私はどれほど社会が進化しようとも、私たちがこの原理から逃れることは出来ないと考えています。

今より少しでもピラミッドの上に行く為に、周りとの競争に勝つ為に、結局、私たちは地道に自分を磨き続けるしかないと思います。

(ということで、いつでも自由に髪色を変えられるよう、ファイターズの二軍選手たちは一軍昇格を目指して頑張りましょうね)