本日、出勤すると高所作業に使う梯子に命綱(安全帯)が付いていました。

私の職場では、機械の清掃や備品を取りに行く際などに、梯子を使って高所に上る必要があります。

しかし、これまではあろうことか、そこに命綱が付いていませんでした。

一応、梯子にヘルメットは備え付けられているのですが、それでは頭部以外は全くと言っていいほど守れません。

また、背中側にある転落防止の「カバー」は、確かに〝ワンクッション〟が入るという点において、無いよりはマシなのですが、残念ながら体が落下するのを食い止めることは出来ません。

 

そこで昨日、勤務明けにたまたま工場長に会った際に、思い切ってそのことを伝えてみました。

工場長は「安全に関わることなので、すぐに対応します」と言っていましたが、正直なところ、今週中に対応してくれれば〝御の字〟かなと思っていました。

が、しかし、本当に「すぐに」命綱を付けてくれたのには驚きましたし、従業員の安全を考えれば当然のこととは言え、迅速な対応に感謝ですね。

これで梯子を昇降する際の(恐怖心からの)手足の震えも、少しはマシになると思います。

 

思えば、二年ほど前に元居た会社を辞めた際には、まるで崖の上に一人、取り残されたような気持ちでした。

もう誰も助けてはくれませんし、転落したら即〝ゲームオーバー〟で、だからこそ、ひたすらに「上」を目指して文章を書き続けてきたのです。

まぁ、結果的には思い描いていた結果は(この期間内では)出せなかった訳ですが、それでもこうして拾ってくれる会社は有りましたし、その一瞬では「転落した」と思いましたが、結局は〝ゲームオーバー〟にはなりませんでした。

それは確かに色んな「偶然」や「たまたま」が重なった結果かもしれませんが、それを引き寄せたのは間違いなく私のこれまでの〝生き様〟です。

そう考えると、これまでの人生において、報われても報われなくても、ひたむきに目の前の出来事に対して努力をし続けてきたことが、私にとっては何よりの「命綱」になりましたね。