プロ野球の阪神タイガースが今季二度目の10連勝で優勝マジックを1としました。

早ければ今日にも18年振りのリーグ優勝が決定します。

2位・広島とのゲーム差が13となっていることから、15年前のペナントレースで巨人に同じ13ゲーム差をひっくり返された〝悪夢〟を思い出すタイガースファンも多いと思いますが、さすがにマジック1まで漕ぎ着けた今回は大丈夫でしょう。

マラソンで言えば「残り1キロ」の時点で2位の選手に「13分差」を付けているようなものですから、ここから相手がどれだけ速く走ろうが、自分が止まることさえ無ければ、まず追い付かれることは無いのです。

尚、もしも本日、優勝決定となれば、今は亡き星野仙一さんがチームを率いて優勝した2003年の9月15日を上回る〝球団史上最速Ⅴ〟を達成することになります。

 

しかし、今季の阪神の圧倒的な強さを見ると、本当に昨季と同じチームなのかと疑ってしまいますね。

何せ、昨季は開幕から17試合で1勝15敗1分というボロボロの戦績でしたから、一体どうしたらたった1年でここまで〝化ける〟のか不思議でなりません。

私が知る限りにおいては「オフ」に大きな〝補強〟はしていないので、やはり監督が代わったことが一番の要因なんですかね。

と言っても、昨季も最終的にはAクラス入りを果たしたことから、決して矢野燿大監督の手腕が無かった訳ではなく、単純にそれ以上に岡田彰布監督の有能さが光っているのでしょう。

マジック1ということは、今日の試合で阪神が勝つか広島が敗れれば、その時点で優勝が決定することになりますが、どうせならタイガースには他球場の結果任せではなく、目の前の試合に勝って「自力」で18年振りのリーグ優勝を掴み取ってほしいなと思います。

 

追伸:ただし、タイガースファンの皆さんは、どんなに嬉しくても道頓堀への飛び込みは自粛しましょうね。