こんばんは。


3月と4月は終わりと


始まりを意味するところ


です。今日で朝ドラマの


ブギウギが終わった。


次の4月からは、翼に虎が


始まる。そこで想うところは


気持ちの入れ具合の調整となる。


終わるのは、寂しい。


だけど、新しいドラマはどんな


内容だろうと思う。


その匙加減とは、人それぞれ。


匙加減と言うと料理の調味などに


喩えられるでしょう。


この人は、もう少し濃いめが良いとか?


あの人は、薄めが良いとか?


ソレは、お寺も同じところではないか?


と感じるところです。


何が匙加減なのか?ソレは敷居ではないか?


と想うところです。


昔、あるお寺さんが迷って居ました。


敷居を高くするか?低くするか?


高くすれば、庶民が入れない。


低くすれば、高質な提供を望めない。


結果的には、敷居を高くしたのですが


現代において、その選択と言うもの


が分岐点になるのだろうと思います。


そして、人生にとって最良の道とは


何なのか?豊かな人間と貧しい人間


の差がここに出て来る。


豊かさはあっても誰とでも仲が良い


とは、限らないし。


貧しい人間は、金ばかり考えて心に


悩みを抱えている。


その匙加減を我々僧侶が何とか


出来たら良い気がします。


我々の思想そのものが壊れている。


誰もその匙加減を考えるものは


居ない事が問題なのだ。


令和6年 3月29日 南無大師遍照金剛 合掌