こんにちは。
今日、長谷寺に来ています。
今年は、桜の開花が遅れています。
花の御寺と称される長谷寺は
四季折々の花を見る事が出来ます。
しかし、長谷寺は花のお寺では
ありません。十一面観世音菩薩様を
本尊とし、西国三十三所の観音霊場
の札所になっております。
高さは10m余りある壮大な景色を見る
想いがあります。
遠い昔の時代に大洪水に見舞われたおり
近江国(滋賀県)の湖岸に巨木が流れて来た
そうです。木の祟りで亡くなる人も多かった
のですが、観音様を造りたい熱意のある
方も居たようで、その噂を聞いた徳道上人
が木の霊性にいたく心を惹かれて、十一面
観音を造るべく初瀬の谷に移し、霊木を礼拝
する事7〜8年、この事が天皇の耳に入り
観音造立にこぎつけたようです。
長谷寺観音の特徴は、右手に錫杖、左手に
水瓶を持つ類のない様式から「長谷寺式
十一面観音」と呼ばれています。
全国から長谷寺の観音様を参拝した人の
数は億を超えるのかも知れません。
そんな、ロマンを感じる長谷寺に
皆様も一度は行って見ましょう。
令和6年 3月26日 南無大師遍照金剛 合掌