おはようございます。
天上天下唯我独尊!お釈迦様がお生まれの時に発した言葉。
学問のススメ。天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず。
ある種のニュースで薬物に憑りつかれた話を聞きながら私はこの言葉が頭に浮かんだ。
今回は「天に生きる者地に生きる者」について話そう。
この世界には天才と凡人がいる。
天性の最良を見込まれ多くの方から好かれる。
一方、凡人と言われる者はただ人から比べられいつも劣等感に悩まされる。
仏教では凡聖不二と言う言葉がある。凡人も聖人も本質は変わらない事を言う。
要は心そのものが熟しているかそうでもないかの違いであると言う。
人生は決して平坦なものでもない。絶頂の時もあれば転落する時もある。
しかし、そんな中でも物事の本質を見極める事が重要な事である。
坊さまはこう思う。たとえうまい事船が進んでもいつかは壁にあたる事もある。
その時何かに気づいた時人は更に強くなる。そして、人に優しくなれる。
悪人善人も違いあっても本質は同じ。その事に我々は気づいているだろうか?
心を見極める事。感情をコントロールする事。
意外に難しく一重に一つ説明したかと思ってもそれを理解する事は容易ではない。
その為に宗教があり仏の教えがあるのだ。
如何にこの難局を乗り越えられるかが自分の旨の中にあるのだ。
平成28年 2月3日 節分の日 南無大師遍照金剛 合掌
供養法
弘法大師『秘蔵宝鑰』十四問答「善なるものの果実」
公子が曰く、知法弘道の者は利益灼然なり。非法非経の者は何んぞ其れ国に満つるや。
師の曰く、大山徳広ければ禽獣争い帰し、薬毒雑り生ず。深海道大なれば魚鼈集り泳ぎ、
龍鬼竝び住む。宝珠の辺(ほとり)には必ず悪鬼有りて囲遶し。宝蔵の側(かたわら)には
定んで盗賊有って窺窬す。美女は招かざれども好醜の男争い逐い、医門は召さざれども、
疾病の人投帰す。
光明真言 七遍
おん あ ぼ きゃ べい ろ しゃ のう ま か ぼ だら ま に はん どま じんば
ら はら ば りた や うん
南無大師遍照金剛 南無興教大師 南無專譽僧正 金剛合掌