今日は仕事の用事で、麻布十番に行ってきたのだった
実はこの駅で降りるのは人生初である
この街は、レーニンに言わせると「連中の街」であろう
見るからに資本家階級と思しき人々が歩いているので、
階級的怒りが沸き上がってくる
・ ・ ・ ことはないが(笑)
ハイソな雰囲気だ
そんな中で、
換気扇の配管で見えなくなっている、トマソンな看板を発見
「本場サッポロラーメン」と書いてあるのだろう
こんな古びた看板に、昔の雰囲気も残している
でも、あたり見渡しても、ラーメン屋さんはなかった
ここは、狸穴公園(まみあなこうえん)という公園だ
寒川と違い、噴水はちゃんと水が出ていた
予算があるのだろう
羨ましいことだ
麻布十番に行くなら、浪花屋のたいやき買ってきてねと、女子社員たちから言われたので、
「ああ~覚えてたら買ってくるよ」
と適当に答えておいたのだが、
なにせ、つまらない仕事を片付けてきただけなので、
たい焼きのことは、忘れずにいた
その有名なたい焼きの店、浪花屋へ行く
この店を出て、ちょっと歩いたら、
何やら公園っぽい雰囲気のところがあった
何だろう?と思って、ここに入ってみたら、、、
赤い靴はいてた女の子の像があった
赤い靴はいてた女の子といえば、横浜を思い浮かべる人が多いと思うが、
かなり前にこのブログにも書いたが、
モデルである「きみちゃん」という女の子は、実は横浜とは全く関係がない
細かい説明を書くと泣いてしまうのでやめておくが、
きみちゃんは、ここ麻布十番の孤児院で、
9歳のときに亡くなっている
アメリカ人宣教師の養女として、アメリカに行くはずだったのだが、結核にかかってしまい、
アメリカにはいかなかったのである
別れてしまった母親が、亡くなるまぎわにつぶやいた言葉は、
「きみちゃん、ごめんね」だったという
母親は死ぬまで、きみちゃんがアメリカで幸せに暮らしてると思っていたそうだ
いかん
では、気を取り直して、、、
都営大江戸線の麻布十番駅の近くには、こんな神社があった
十番稲荷という神社である
きみちゃんの住んでいた孤児院は、このあたりにあったという
カエルがいた
となりにはカエルの子供がいる
かわいいな
・ ん? ・ ・ ・
荒涼とした寒川とは、えらい違いだ