哲哉などではないのだ
等である
フォーライフ・レコードの初代社長である
まったくフォークソングなどという、オシャレでもなくカッコよくもなくエロくもない
こんな音楽を聴いている人は、いまや少数派であろう
でも、僕は好きなのだ
ついでに言うと、この「老人と海」という曲
歌詞は、僕が高校時代から尊敬している、あの中山千夏さんが書いたものなのだ
♪舟をこぎだせ早く 戦うものよ
くちはてなんものよ いのち愛せよ
老人は海から問われ 海に応え
海へ帰ることしか 考えたこともない
ええなぁ~
しかしふと思う
近頃じゃ、漁師は漁師だけじゃ食って行けず
釣り船だとか、鮮魚料理屋だとか
多角経営なのである
♪老人は海から生まれ 海に育ち
海で生きることしか 考えたこともない
と、歌にはあるが、
おそらく料理の原価計算もしているだろう
アルバイトの採用面接もしているだろう
釣り船のガソリンの経費に頭を悩ませることもあるだろう
海で生きることしか考えないようでは、とてもじゃないけど生きていけない
昔、ジョン・レノンがインタビューで、
「僕は漁師になりたかった。仕事は魚を捕ってくること。人生がシンプルだ。」
と言っていたが、
ジョンよ
近頃の漁師は、ちっともシンプルじゃ、なさそうだよ
さて、これは僕の爺さんのアルバムからの写真
おそらく全員故人じゃないだろうか?
92年前、昭和元年ごろの写真である
僕の親戚だろうな、たぶん
全然知らないが
それにしても、この和服を着た女性の
凛とした様に、圧倒された
まだ若いんだろうけど
揺るがない使命感と確かなプライドに満ちた顔に見える
戦前の日本の母はみな
こんな迫力があったのだろうか?
だけど、、、
「それにひきかえ、近頃の親たちときたら、、、」とは言うまい
今日、育児中で時短勤務の女性が、
会社を出たとたん、小走りで駅に向かうのを見た
電車の時間には余裕のはずだが、
小走りになってしまったのはなぜだろう?
姿が見えたのは3秒程度だった
でも、その3秒間に
僕はドラマを見たような気がした
大丈夫だ
日本は、大丈夫だ
では、また