茅ヶ崎で唯一ビールを作っている会社、熊沢酒造が経営しているお店に行ってきたのだった
MOKICHI FOODS GARDEN というお店
茅ヶ崎駅北口を降りて、10分ほど歩いたところにある

店の庭には、こんなビール工場の機械が並んでる
なかなか味がある

これなんかジブリの映画の一場面のようだよね
藤の花が咲いているから5月ごろに行ったんだろうな
主人公の女の子を陰で密かに守っているロボットって感じの機械は
ビールの醸造に使うものらしい

店内には、こんなアンティークな本が並んでる
気分は大正デモクラシー
僕は高校の同級生女子とここに来たのだ

グラス書かれている絵は「えぼし岩」と言って
茅ヶ崎の海岸から見える海に浮かぶ岩である
茅ヶ崎の象徴的存在
・・・・・
彼女は体が弱ってるから
ビールはフルーティータイプのもの1杯だけ
ほんとはビール大好きだったんだけどね、、、、、
20代のころは、ビールを飲むとゴキゲンになる彼女を見るのが楽しかったんだが、、、
ま~年をとりゃ、あちこちガタがくるのはしかたないね!
1杯でも飲める幸せを噛みしめよう!!
そして海岸へ

手をつないで歩いた
この海岸には思い出があるんだ
高校時代、すでに遅刻の時間に駅で会った僕たちは
そのまま学校をサボって、自転車に乗ってここにきた
朝のさわやかな時間に
海岸沿いのサイクリングコースを走った
学校をサボってるという後ろめたさと
かわいい彼女と
青い海
あれから僕たちは
お互い知らないところで
それぞれの人生を生きてきた
30年以上経って
再び同じ場所に二人で来ることができるなんて
考えれば、すごいことのように思える
23歳のとき
新宿の喫茶店で
結婚することを告げられたとき
もう永遠に会えないと思ってた
さすがにその時に比べたら
お互い老けちゃったけどさ
いたずらっぽい笑顔はそのままだ
もう昔みたいに
会ってもドキドキはしないけど
本当はね
ちょっとだけ
胸がキュンとなってるんだ
あはははは
あのころは想像もしてなかった
君がおばさんになっても
こんなにかわいいだなんて
僕の気持ちも
変わらないでいるなんて
