最近、メンバーシップを始めるYouTuberが増えてきた。
理由は色々あるだろうけど、主には広告収入が減ってきたからだと思う。コロナの影響で。
YouTuberのメンバーシップというのは、「動画の一部有料化」だ。
毎月数百~数千円を課金することで、それらの有料動画を見ることができる。
この「有料化」に対し、ネット上では批判的な声も目にする。
気持ちはわかる。
YouTuberが「メンバーシップ始めました!」という動画を見ると、なぜかイラッとするんだよなw
ということで、今回はこの「イラッとする原因」について考えてみた。
主には、3つの理由があると思っている。
まず、一つ目。
ネットユーザーは、YouTuberを見下している。
少なくとも、ぼくはそうだ。
ぶっちゃけ、ぼくと同世代の人(アラサー、1985年生まれ前後)の人にとって、『動画を撮る』という行為が「仕事になる」と思ってた人は、かなり少ないんじゃないかな。
今の若い世代・子供たちにとっては、YouTuberは憧れの職業でもあるらしいが、それは彼らが生まれたときからすでに「YouTube文化」が出来上がっていたからだと思う。
ぼくは1985年生まれで、家にはパソコンはなかった。
ので、思春期はゲームボーイやプレステで遊んでいた。
カメラもビデオカメラもなかったので、写真や動画を撮ることもなかった。
周りの友人たちもほとんどそんな感じだったので、動画を撮れる人自体が少なかったのだ。
あと、「写真部=根暗な奴」しかいなかったw
そんなわけだから、まさか動画を撮って投稿することが仕事になるだなんて思わなかったし、それで稼げるような連中がネット上に出てくることも予想していなかった。
大人になったら仕事は苦労すること、お給料は我慢料という考えに染まって育ったので、ぶっちゃけ、楽して稼いでる人を見ると腹が立つ。
『キノの旅』の、大人の国みたいな感覚。
それが、かつての写真部のような根暗な奴らだと思うと、余計にだ。
だからなのか、ついYouTuberを見下してしまっているのだと思う。
次に二つ目。
ぼくらは、常日頃からYouTuberの「お願い」を聞いてやっている立場だ。
YouTuberは必ずといっていいほど、動画内でCTA(コールトゥーアクション)を求めてくる。
- チャンネル登録お願いします!
- Twitterフォローお願いします!
- 高評価ボタンお願いします!
など。
で、普段からその「お願い」を聞いてやってるのに、さらに「金を払え」と言われると、何でお前らのお願いばかり聞かなきゃいけないんだよ!とむかっ腹が立つ。
最後に3つ目。
「これまで無料だったものが有料になる」というのは、なんかこう『損した気分』を味わされる感が強い。
例えば、最近は『Twitterで〇万リツイートされた!待望の書籍化!』という本が増えてきてる。
特に、エッセイ系の四コマ漫画とか。
で、この帯を見たとき、ぼくはこう思ってしまう。
『え? Twitterで無料で投稿してたものの"まとめ"でしょ? それで金とるの?』と。
これは感覚的にいうと、子供の頃に初めてミネラルウォーターを買ったときの感じに近い。
ぼくが小学生の頃(1990年代)は、まだ「水を買う文化」はなかった。
体育の後とかに喉が渇いたら、学校の水道や冷水機で水を「無料」で飲んでいた。
ので、当時は「水=無料で飲むもの」と思っていた。
しかし、時がたち2000年代に入ると、ミネラルウォーターを買うことが当たり前になった。
今では、水道水を飲むことは考えられないくらいだ。
こういった、「Twitterの書籍化」や「水の有料化」と、YouTuberのメンバーシップは、構図としてかなり近いように思う。
『これまで無料だったもの』にお金を払うことに、どうしても抵抗を感じてしまうのだ。
……というのが、ぼくが考えた「YouTuberメンバーシップへの抵抗」だ。
かなり考えに偏りがあると思うけど、いろいろとぶっちゃけてみた。
おわり。