「な、なにこれ……」
「すごくない?これ。私一人で作ったんだよっ」
お参りを簡単に済ませナルミに連れて来られたのはナルミんちの裏庭。そこにはとても小さなかまくらがあった。
「い、いや、ひとりでって、あんたこれ小さすぎるでしょ」
「そっかなぁ。でも一人で作ったのはすごくない?」
「すごくない」
「だってー、大きすぎると途中で崩れちゃうぞっておじじが言ってたから一人用をつくろうかな。と」
「ひ、一人用っていってもこれ、小さすぎない?」
「まあ、いいからいいから入ってみてよ。ほらほらっ」
ぐぐぐっとかまくらの中を覗き込んでいるあたしのおしりを押し出しかまくらの中に入れようとする。
「いてててて、ナルミ無理やり押さないでよ!!」
「だってぇ。ほら、ぐっと中に入ってみて。びっくりするから」
っぐぐぐ。と更に押してくる。
ドンっ
一気に押されたあたしはかまくらの中に前転しながら転がり込む。
するとそこは
