こうして約10年ぶりに復活し、season2の幕開けとなった私の円形脱毛。

その頃私は30代半ばでした。

最初は、また昔のようにほっといてもすぐに生えてくるだろうと、病院に行くつもりもありませんでした。

しかし、最初の10円ハゲを発見してすぐに、また別の場所に10円ハゲを発見したのです。

「一度に2個?まじか…」

かつて一度に2個できたことも一度だけあったのですが、再発してすぐにこれで、さすがに少し嫌な予感がしました。

「病院に行ってみるか…」

私が10代の頃は、円形脱毛症は原因不明と言われていて、病院に行っても「これで治ります!!」という治療法はないと言われていました。

けれど、あれから約20年、医学の進歩で、円形脱毛症も画期的な治療法が発見されたかもしれない。

病院を調べたところ、その時住んでいたC市に、その街の総合病院で初めて円形脱毛外来を設立したという医師が開業したクリニックがあると知り、すぐにそこを受診しました。

ホームページを見ると、多分紫外線療法のだったと思うのですが、高そうな機械などの写真が載っていて、「ふむビックリマーク今はこれで治してもらえるのか!!」と大船に乗った気分でした。

 

そうして期待いっぱいに受診したのですが、医師は私の話を聞き、ふんふんと私の髪の毛を掻き分けて診るや、

「あ、ここにも」「あ、こっちも」と次々と他のハゲを発見。

多すぎて、「他にもないか見ておいて」とあとは看護師さんに任せていました…

なんと2個どころか、自分では気付かぬうちに合計10個ほどのハゲがあったのです。

一度に10個なんて完全に未知の領域で、私は半呆然としていました魂が抜ける

それでも、あの機械で治してもらえるからよかった!!と期待していたのですが、私に処置されたのは、昔からの液体窒素療法でした。

そして処方されたのは、20年前と同じ、緑の臭いフロジン液。

「え、あれから20年でまだこれ…??」

大変失礼な話ですが、正直失望していました。

もちろん、今なら、私がその時、それほど重症ではなかったからだというのはわかります。

 

その時の医師の話で、「円形脱毛症は、3つの内のどれかの原因がある場合があります」という説明を受けました。

「1つはアトピー。2つ目は膠原病。3つ目は甲状腺疾患。そのどれでもなければ、原因不明ということになります」

という話だったと思います。

血液検査をして、私はどれでもなかったので、「原因不明」ということになりました。

 

そして二週間に一度、通院を開始し、液体窒素療法を受け、約3ヶ月後、無事に全て生えて回復したということで、通院は終了しました。

 

正直、液体窒素療法を受けなくても何もしなくても生えてきたと思うし、これで終わりとは思っていませんでした。

そしてその予感通り、このあとまたしばらく円形脱毛症との戦いを繰り広げることとなります。