森のどうぶつたちのわくわくおやつの会(メイキング) | 物語の森

物語の森

立っているのは、森の入口
迷い込むように導かれて
出逢う
あなただけのrecord
光の糸で聴く
そこは、モノガタリの森




ユウコさんとえみなさんの「物語の森」に、どうぶつが住んでいることに、最初に気づいたのはユウコさんです。


ユウコさんの絵に、あしあとがついていたからです。


(…………)


そのほかにも、かさこそと小さな声がきこえたり、ユウコさんが拾ってきた木の実がどこかへ消えてしまったり、不思議なことばかり起こるのです。


そんなある日、ユウコさんが散歩に行こうとすると、ブロックの上に葉っぱの文字が並んでいました。




かいつまんでいうと、

「物語の森」に来るお客さんに、自分たちができる「おもてなし」をしたい


ということが書かれていたのです。


くまは、料理がとくいです。交野の山の花から「みつ」をあつめるみつばちさんとも仲良しです。
りすは、木の実をたくさん集めています。
ひつじは、ふわふわに弾けてふくらむポップコーンがとくい です。
はりねずみは、手先が器用で、こまかい作業がとくいです。
きつねは、あたたかいお茶を煎れるのがとても上手です。


なるほど……。

まるで、就職活動のエントリーシートのように、自分たちの特技がアピールされていました。
ユウコさんは、びっくりしましたが、とてもうれしくなりました。


でも、こんなにたくさんのどうぶつたちをとりまとめるなんて、とってもむりです。


そこで、交野の里のことにとても詳しく、たくさんの大人や子供たちを集めて「寺子屋」の先生をしている「寺子屋さとちゃん」に、どうしたらいいか相談してみることにしたのです。
動物たちの寺子屋ではありませんが、先生にはかわりありません。


すると、さとちゃんは、動物たちの得意技をいかして、「おやつ」を作ったらどうかな? と、提案してくれました。
こうして、さとちゃんのコーディネイトで、「物語の森わくわくおやつの会」をすることが決まったのです。

そのことを報告すると、翌日、こんなお返事がかえってきました。




みんなの嬉しい気持ちが伝わってきますね(^^)


動物たちは、森から出られませんから、代表して、ユウコさんとえみなさんが、さとちゃんの家に打ちあわせに行くことになりました。
えみなさんは、さとちゃんのことを知りません。


(さとちゃんって、どんな人なんだろう?)


すると、ユウコさんが、さとちゃんのブログを教えてくれました。

ブログのヘッダーには「ロハスフェスタ大使 五感まるごと☆寺子屋だより -四季折々の暮らしと食育 -Letter from Lohas Ambassador Japan-」と書いてあります。


ロハスってなんでしょう?

えみなさんは、よくわからなかったので、調べてみました。


ロハス(LOHAS)の意味は「健康と地球の持続可能性を志向するライフスタイルの総称」を指します。ロハスとは人の健康と自然環境の保護を優先的に考えたライフスタイルのことで、英語のスペルのLOHASは「Lifestyles Of Health And Sustainability」の略で頭文字をつなげたもの。


だそうです。

環境にやさしい生活、地球にも、自分にもやさしい生活を実践するということですね。


木や土やわらでできた家に住んで、自給自足で、生活に必要なものは全て手作りして、おひさまとともに起き、天から受け取り、土に返し、人間も自然とともにその循環の一部だった、むかしのあたりまえの暮らしです。


土から生まれないもの、土に返せないものを使わないことが、豊かさを運ぶことに、たくさんの人が気づき始めているのです。


そういえば、えみなさんが、初めてソーイングギャラリーを訪れたときの個展が、そういう個展でした。
土に還るものだけで作られた作品だったのです。


アクリル絵の具ではなく水彩絵の具で。洋紙ではなく、手漉きの和紙で。木綿の糸で。木の葉で。

東北大震災で津波が残した光景を映像で見て、土に還らないもので作品を創っている自分が嫌になったのだと、その人は言っていました。


***


さとちゃんの家は、星田妙見宮の近くです。
まだ、少し時間があったので、少し、朗読会の練習をしました。(朗読会のメイキングも、また報告しますね)


それから、さとちゃんの家に向かいます。
住宅街の中は目印もなく、方向オンチのえみなさんには、何度訪ねても覚えられそうにありませんが、ユウコさんは、こういうの得意なんです。


「ここだよ」


(わぁ……)


とっても大きな木造のおうちです。
玄関の横手には、にじり口が見え、茶室らしきものがあるようです。
木の建具をあけると、土間が拡がっていました。


一目で見通せる家屋の中は、間仕切りも天井板もなく、広い板の間に木の柱や梁がむきだしです。

大きな空間に、光と風がすみずみにまでゆきわたります。
家の中のどこにいても、住んでいる人の動きが感じられます。
隠された場所のない、すみずみまで見渡せるおうちです。
薪ストーブもあります。


ここで、さとちゃんは、現代の寺子屋として、「四季折々の暮らしと食育」をテーマにさまざまなワークショップを開催しているのです。


さとちゃんの原動力は、「探究心」だそうです。

どうやってできているのか、そのルーツを探ることがすべての始まりとなって、寺子屋では、大人や子供と一緒に 体験しながら学ぶ のだそうです。
そこから、感謝の気持ち が生まれます。


「人の存在は、みんなそのままで奇跡であり、素敵」と、さとちゃんは、寺子屋で口癖のように伝えているそうです。
自分の存在に感謝できれば、まわりの存在にも感謝でき、自分を大切にできれば、まわりも大切にできるからです。


さとちゃんの活動は、このブログをごらんください。→ ★★★


***


出してくれた紅茶には、庭の木になっている赤い実がそえられています。





えみなさんは、初めて会ったさとちゃんの笑顔に、すぐにとりこになり、いっしょにイベントができることを、とっても嬉しく思いました。





さとちゃんは、動物たちの葉っぱのエントリーシートを見ながら、おやつのメニュー案を考えてくれ、おもてなしを提案してくれました。


くまさんのパンケーキ、森の具だくさんのスープ、りすの焼き栗、羊のポップコーンetc.……

原材料は、地元の安心安全な野菜を使います。

その季節のからだに必要なものが、その季節に実ります。なんのスープか楽しみですね。
国産小麦とてんさい糖で作るパンケーキは素朴でやさしい味です。
そのままでもおいしいですが、はちみつはどうでしょう?


くまが仲良しなのは、交野の里にある大阪で唯一の専業蜂屋・茨木養蜂園のみつばちです。


茨木養蜂園では、4月~6月にかけて、生駒山系の野山の草木の花から「みつ」を採取して、無精製・無添加のはちみつを提供しています。
6月ころからは、北海道の函館に渡って「みつ」を採取しながら、蜂を育成し、11月中旬に大阪に戻ってくると、岬町で越冬します。


なので、くまとみつばちは、春のあいだしか遊べませんが、おいしいはちみつと、みつろうを分けてもらっているのです。
みつろうの美しい黄色は、天然の色です。ほんのり甘い匂いがします。

どうぶつたちは、おみやげも作ります。


りすが集めた木の実の中には、交野の山に自生している「くるみ」もありました。
その殻に、みつろうをかためて作った、くるみのろうそく
おやつを担当したどうぶつたちの小さなブックレット
どうぶつたちからの巻物。巻物をまいてある糸は、天然の麻です。何が書いてあるのかな?


こんなかわいいお土産付きの、物語の森わくわくおやつの会


おやつプレートには、ひとつずつ、くるみのろうそくが「おみやげ」として付いていますが、それとは別に、コーディネイターさとちゃんが、「ろうそくキット」を販売してくれるそうです。


おうちでも、くるみのろうそくや、いろんなかたちのろうそくが作れます。
これから、クリスマスに向けて、プレゼントにもぴったりですね。




※イメージパッケージ(さとちゃんのブログよりお借りしています)

★申し訳ありません。おやつの会は関係者の都合により開催できなくなりました。

  でも、きっとまた、勢ぞろいしておもてなしさせていただきます。

  本当にごめんなさい。 → おわび


おやつの会は、三部制です。各回定員6名です。
予約制としています。すでに、満席の会もあるので、お問合わせください。


12月13日(日)
第一部 14時~
第二部 15時~
第三部 16時~

参加費 1333円
予約 konohadou★gmail.com  ★を@に変えてください。

森のどうぶつたちは不慣れなので、おもてなしにてまどったり、ご不便をかけるかもしれませんが、あたたかく見守っていただけると嬉しいです。


ぼくとあきからも、お願いします。
ユウコさんとえみなさんも、お手伝いするみたいですが、どうぶつたちより役に立たないことは、わかってますからね。

また、おやつの会と並行して、「物語の森」の観覧もできますので、この日は、とってもにぎやかになりそうです。
森にピクニックに来る気分で、おやつを食べている人にも、食べていない人にも、楽しんでいただけたらと願っています。

物語の森だけで食べられる「わくわくおやつの会
どうぶつたちのおみやげも楽しみにしていてください。


大切な夜は、くるみのろうそくに、そっと火をともしてみませんか?

ティン&あき