わたしはわたしのコトバのチカラを信じます
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えみなさんは、ソーイングギャラリーで開催されていた西村ゆりさんのことばの展示「うみもやまもそらをいだく」を観に行きました。
わたしはわたしのコトバのチカラを信じます
ゆりさんのことばを読んで、えみなさんのおなかの底から、噴火のようにこみあげてきた想いです。
五十の音をつかって、くみあわせる無限のチカラ。
えみなさんは、ゆりさんのことばを観て、
「ゆりさんだ……」
と思ったのです。
祈るように、紡ぐように、つづられたことば。
それは、ひたむきに、ひたすらに、まぎれようもなく、どうしようもなく、「ゆりさん」でした。
ゆりさんにしか書けない。
ゆりさんがあふれている。
わかったのです!
ゆりさんに、ゆりさんのことばがあるように、えみなさんには、えみなさんのことばがあることに。
わかったのです!
ゆりさんがゆりさんであればあるほど、えみなさんはえみなさんだということに。
えみなさんは、自分から生まれる自分のことばが、もうれつにいとおしくなりました。
いままで、あたりまえすぎて、その「とうとさ」に気づかなかったのです。
こうして、えみなさんは、「物語の森」に展示しようとしていた作品について、あらためて考え直そうと思いました。
やりたいことが押し寄せてきます。
ちっともやる気にならなかったのは、まちがえていたからなんです。
気づこうとしていなかったからです。
ほんとうに伝えたいと思っていることに。
だから、ぼくは、荒療治に出ました。
だって、もう、あと二か月しかないからです。
別の場所に行く予定だったえみなさんのジャマをしました。
その場所に行けなくして、ソーイングギャラリーに行けるようにしたのです。
この日は、「ななつきぐも ろうどく会」が開催される日でした。
「ななつきぐも」は、西村ゆりさんと高本恭子さん の朗読ユニットです。
ぼくは、えみなさんに気づいてほしいことが、たくさんあるのです。
だから、手段は選びませんでした♪
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西村ゆりさんと、高本恭子さんの朗読。
ふたりで読んだり、交替で読んだり、輪唱のように言葉をかさねたり。
ゆりさんのつまびくギターの調べ。
恭子さんが鳴らす鉄琴のやわらかい音。
ハミング。
目くばせ。
笑顔。
共鳴。
……
ゆりさんと恭子さんをみていると、うらやましくなります。
でも、べつべつの人間が互いに理解し合うために必要なことから、ずいぶん長いあいだ遠ざかっていることに、えみなさんは気づくのです。
そして、そのことを、むしょうに書き留めておきたくなったのです。
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トモダチ
わたしたちはまず
友だちになるべきだったのかな
遠慮したり、
ひとりで考えて
うじうじしたりしないで
表情の変化に
ちぢこまったりしないで
思ったことをちゃんと伝えあって
もしも傷つけたら
そんなつもりじゃなかった。ゴメン
って言えて、
イイヨ
って言えて、
なぜ悲しかったかを伝えられて
伝えてくれたことに、アリガトウ
って言えて
そんなふうに少しずつ
ぎこちなさをはらうべきだったのかな
わたしたちはまず
なによりも最初に
だって、だいすきなんだもの。
(ななつきぐもろうどく会にて)
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この日、「物語の森」の深い場所に隠れていた小さな種に、発芽スイッチが入りました。
なんの種でしょう?
ユウコさんも、えみなさんも、そんな種が眠っていることに、まだ気づいていません。
ぼくは知ってますよ♪
ティン





