てんけん その4(京都市)(H27.8.30) | 物語の森

物語の森

立っているのは、森の入口
迷い込むように導かれて
出逢う
あなただけのrecord
光の糸で聴く
そこは、モノガタリの森




その『わたしは価値がある』の、価値の大きさがね、

みんな計り知れないほど宇宙規模なんだ、

って言葉が思いついて。


なんかすさまじくこの世の中は

凄いもんで満ち満ちてるんだと思って。


みんなすごいんだけど、

わたしは、とりわけ特別なんだよね。

わたしは、わたしの魂さんにとって、

最高に特別で、唯一無二だから(笑)


と思って、からだの芯からポカポカした、

今日でした。(ユウコ)


いままで、森へ行って、木をみても、

梢をみあげたり、幹にふれたり、

葉っぱの美しさに息をのんだりして、

感じたつもりになっていましたが、


「根っこ」を感じると、あたたかい!


次からは、根っこを感じようと思うと、

とっても嬉しいのです。(えみな)


***


四回目のてんけんは、京都市内です。


次回、8月30日はどうですか? 京都で、わたしがチラシ描いてた古楽器バンドのライブがあります。 わたし行こうと思ってるのだけど、もし興味があったら、この日てんけんがてらどうかと思って。


というユウコさんからのお誘いで、夕方から錦市場の「やお屋の二かい」で、古楽ライブを楽しむことが決まりました。


あとは、それにあわせて、行きたい場所を考えていきます。
ちょうど、JR京都駅の美術館で、世界の絵本作家展が開催されているので、観に行くことに! 

ほかにもたくさん候補があがり、地図を見ながら経路検索で、乗り換えなどを調べ、スケジュールをたてるえみなさん。

とっても盛りだくさんな計画ができあがりました。


***



世界の絵本作家展は、14作家200点というボリュームで、『かいじゅうたちのいるところ』のモーリス・センダックや、 『ふたりはともだち』(がまくんとかえるくん)のアーノルド・ローベルや、『マドレーヌ』シリーズのルドウィッヒ・ベーメルマンス(名前は覚えてなかったけど、絵はよく知ってる!)の原画があって、なんだか学校の図書室の匂いを思いだしたり、映画「ジュマンジ」の原作者クリス・ヴァン・オールズバーグの、モノクロのとっても緻密な絵に圧倒されたり、かと思えば、とっても単純な線と色の絵本に、ふわっと気持ちが明るくなったり、げらげら笑い転げたり。


入場料が安すぎる! と思えるほどのお得感満載の内容です。


えみなさんは、酒井駒子さん の原画を観ることができて、大満足。
『しろうさぎとりんごの木』のしろうさぎがとってもかわいいのです。胸がきゅんとします。

黒井健さん の原画も久々に観ました。


ユウコさんは、ショーン・タンの『エリック』という絵本を買いました。




だれかにプレゼントしたくなる絵本なのです。

えみなさんは、圧巻の最後のシーンを忘れたくなくて、クリアファイルを買いました。




部屋にかざって、心にぽっかり灯をともすためです。


たくさんの素晴らしい絵本たち。

その中でひときわ異彩……いえ、絵本展を訪れた人を大声で笑わせ、閲覧コーナーの絵本を手にとらせ、最後までページをめくらせ、その名前を口にさせ、離れている友だちを呼んできて共有させ、このへんてこなトモダチ?を、知っている人にも知らない人にも、知らなければなおさら、そのおもしろさを誰かとわかちあわずにはいられない! と思わせ、読む人の心を間違いなくわしづかみにしていたのがやぎたみこさんの『ほげちゃん』です。


もう、これは、絵本を読んでもらうしかありません。


***


美術館に集められた絵本の画風は、さまざまです。画材もいろいろです。


でも、どれがすごくて、どれがすごくないなんて、一ミリも感じる間もなく、みんなすごいことがわかります。
どれひとつ劣ることなく、圧倒的な光をはなって、存在していることが、ひしひしと実感できるのです。


たった一本の線でも。
何十色もの厚塗りでも。
あたらしくても。ふるくても。
日本人でも。外国人でも。


***


ごはんを食べる場所を決めていませんでした。休日の京都です。どこも満員に違いありません。


京都駅を離れた方がいいと思い、地下鉄に向かって歩いていると、地下街でスープとメイン1種とデリ2種をチョイスでき、スコーンか雑穀ごはんを選べるという「コスメキッチンカフェ」に行き当たりました。
まだ空席があります。


こうして、休日の京都駅で並ばずに、おいしいデリランチをもりもり食べることができました。


(わたしたちって、天才!)


***


次に、ボローニャ国際絵本原画展2015入選ジュナイダさん(男性 日本人)のホームギャラリー Hedgehog Books and Gallery へ向かいます。

丸太町で降りて、地図を片手に歩きだしましたが、目印もなく、ウロウロ。


すると、ユウコさんが「UCHU WAGASHI FUKIYOSE」の看板を見つけました。

えみなさんは、今出川にある本店のほうへ行くと思って地図を調べていたのですが、ユウコさんが行こうとしていたのは、こちらの寺町展 FUKIYOSE のお店だったのです。


選び抜いた素材と和三盆糖で作る落雁。
清潔で美しい木の棚に、宝石のように並べられた、かわいらしい形の落雁とこんぺいとう。
箱もとてもかわいいのです。


ユウコさんとえみなさんは、ひと箱ずつ、お土産を買いました。
ユウコさんは、さっそく、お友達と楽しんだようです。






(エリックの本と、この2枚の写真はユウコさんからお借りしています)



***

Hedgehog Books and Gallery は、かもがわカフェの1階にあります。
ちょうどギャラリーは展示替えでからっぽでした。


ジュナイダさんの書籍やポスター、ポストカード、プロダクトが並ぶ店内は、なぜだか理科研究室みたいな気配です。


そして、一冊の画集の表紙を観たとき、えみなさんはビックリしました。
ある人のフェイスブックの記事で紹介されていて、とても気になり、手にとりたいと思っていた画集だったからです。


それは、 「LAPIS・MOTION IN THE SILENCE」という画集でした。

鉱石の声が、ジュナイダさんには聴こえるのだと思いました。

それを物語にすることができるのだと。
ものいわぬ鉱石のものがたり。


地球だったころの。宇宙の星だったころの。




えみなさんは、大判のカードを二枚買いました。


***


次はヤオイソです。フルーツサンド一度食べてみたいのです! 大急ぎ!

御所の中の道を通って、近道をします。
でも、食べている時間がないことがわかり、お持ち帰りにしてもらいました。


錦市場、やおやの二かい へ急げ!


***

いつ来ても、おいしそうな食材であふれている錦市場。
晩のおかずにしたいものや、すぐに食べてしまいたいもの、京都ならではの素材を使ったスイーツに目移りします。


その一角にある八百屋さんの二階にある食事処を借り切って、二人の男性ヴァイオリニストと女性のチェンバリストによる三人のユニット「わぁるどばろっきー」の古楽ライブが行われるのです。





(わぁるどぶろっきーさんのフェイスブックの記事より、お借りしています)


様々な古楽器、カスタネット等を用いて、中世、ルネサンス、バロックからトルコ、タンゴ、アイリッシュなど世界のあらゆる地域の音楽が、彼らの独自サウンドで熱く再現されてゆきます。

三人があまりにも楽しそうに演奏をするので、誰もが笑顔になって、心が躍ります。

えみなさんは、不思議なチェンバロの音がとっても好きになりました。


ユウコさんは、御縁があって、翌週、東近江市で開催されるわぁるど ばろっきーの古楽ライブのチラシを描いたのでした。

ユウコさんの描いたイメージイラストを、メンバーさんたちみんな、とっても喜んでくださっていました。
おしごとモードのユウコさんは、きらきらして、とってもまぶしいです。


***


気がついたら、今日は個展の話は何もしていない、ユウコさんとえみなさん。


でも、たくさんの絵本の、さまざまな画風や切り口を目の当たりにしたえみなさんは、どの絵本にも、居場所があることがわかったのです。


どの絵本にも、その絵本が大好きな子どもたちや大人たちがいて、大切に、必要とされていることが。
たとえ、それが、たった一人でも。


えみなさんは自分の書くものに、まったく自信が持てずにいたけれど、そもそも、そういうレベルの話ではないということが、圧倒的な迫力で、えみなさんに押し寄せてきたのです。


どんなものでも、その人にしか創れないもので、できています。


***


この日、えみなさんが、個展のために用意した覚書帳に書いたメモです。


~私、全然できてないけど、なんか、ふっきれた。
ユウコちゃんとのコラボは、やっているうちに整っていくもので、最初から無理しなくていいんだね。
私は私のやりたいことをする。朗読も。本づくりも。
そのためにやる~


そうして、えみなさんは 「今からすること」 と題して、箇条書きでやりたいことを書いていきました。
(……今、見てみると、7つの項目のうち、完成しているのは2つだけなんですけどね(爆))


***


次に、えみなさんは、始めたばかりの巡礼の二枚目のカードを引いたのです。

自信。


(そうきたかーーー)


えみなさんは思いました。


好きなものに気づいて、とことん愛して、ずっと続けている。ただそれだけ。

ただ気づきとことん好きでゆるがずにやり続けているそれが自信
好きで続けていることに胸を張れる。それが自信。





だったら、自信のカタマリだよ。
ユウコさんも、えみなさんも。


(わたしたちって、天才!)


ティン