それは、だんだんと、そして、加速しながら近づいてきたのです。
遠く離れた滋賀県に住むユウコさんが、えみなさんの住む枚方市のティーハウスでお絵かき会をして……。
交野市でお絵かき会やおさんぽ会を企画して……。
ソーイングギャラリーで開催された合同展に出展して……。
あれあれっていうまに、大好きなユウコさんと、えみなさんの住む町、そしてソーイングギャラリーが近づいていくので、えみなさんは、どきどきしました。
そして……
ある日、えみなさんは、こんなメッセージを受け取ったのです。
「わたしがあそこで個展する際には、えみなさんやりませんか、朗読」
今年の1月27日のことでした。
なぜ朗読かというと……
えみなさんが、ずっと前から「朗読」というものをやってみたかったことを、ユウコさんに話していたからです。
このときは、まだ、「いつかそんな日がきたらね♪」って、そんな感じのお話でした。
ところが、ほどなくして、ソーイングギャラリーからユウコさんに個展のオファーがあり、「いつかそんな日」は、具体的な日程になりました。
ギャラリーの空き状況が、 8月19日~30日、 12月9~20日 だったからです。
「夏の終わりもいいなぁ。冬のはじめもいいなー。いつがいいかなー♪」
って、ユウコさんは言いました。
さあ、たいへん!! えみなさんは、どうするのでしょう。
ユウコさんは、どっちでもいいよ~って言ってくれました。
ユウコさんの個展で、イベント(ゲスト)的に朗読してくれてもいいし、えみなさんも、短歌や童話を展示してみたいならそれでもいいしって。
(そんなん、やるに決まってるやん!)
って、念じたのは、ぼくです(笑) 強く強く強く。
えみなさんがどう思っていようと、やるのです。ぼくが決めたのです。何十年も解決せずに、おきざりにしていては、もうぜったいダメなことがあるのです。
えみなさんは、いっつも近くまで行きながら、さわれずに引き返してきます。
そういうことは、もう、ダメなんです。ぜったいに。
***
個展の開催を12月に決めたとき、えみなさんは、禅タロットを引いたことを、たぶん、忘れていると思います。ユウコさんも、忘れていると思います。
ぼくも忘れていました(笑)
でも、今、見ると、すごい。
だから、えみなさんのパソコンから、こっそり画像を借りてきたのです。
個展について、えみんさんは、タロットカードを4枚引きました。
①テーマ
②課題
③解決の鍵
④ギフト
この4枚です。
えみなさんと一緒にいるので、少しくらいなら、ぼくにもカードの意味がわかります。
①テーマ:完成(大アルカナ21)
終わりは始まりです。古いものの終わりと新しいものの到来に立ちあっています。
完成のカードは、今までずっとエネルギーを注いできた断片が完成し、長く関わってきた何かが終わる解放の瞬間です。
②課題:冒険(虹ペイジ)
冒険のカードは、
森の暗闇を抜けて虹の光のなかへと一歩一歩、未知なるもののなかへと進んでいくことです。
地図もなく案内してくれる人もいません。だけど、子どものもつ無垢さは、虹の光への信頼に満ちています。
豊かな感受性は好奇心にあふれ、道に迷うことも、危険も、自分を見失ってしまうかもしれないことも、その冒険を止められないのです。
③解決の鍵:恋人たち(大アルカナ6)
恋人たちのカードは、
関係性を通じて自分を見つめなおすことを表しています。関係性の中へ深く入っていくのです。
他人と深く関わることは自分と深く関わること。
人との関わりの中で見えてくるあるがままの自分。
人との出逢いを怖れることは、あるがままの自分との出逢いを怖れているからかもしれません。
恐れず、愛の中へ……。
④ギフト:再誕生(雲10)
再誕生のカードは
魂の進化のプロセスです。
従順さ、忍耐、努力、勤勉さの象徴である駱駝は、安全と保護と引き換えに、自ら重荷を背負っています。
ある日、駱駝は囚われていることに気づき、怒りが爆発し、反発にあがきます。
そして内なる声のままにNO!を手にすると、自由と主体性と自分自身を獲得する獅子が顕れます。
すると、踊りながら笛を吹く子どもが顕れます。無垢、創造性、自発性、熱中、遊び……。
***
3月にこのカードを引いたとき、ユウコさんとえみなさんは、
「冒険」のカードに描かれた女の子の往く手に「物語の森」を見ました。
「再誕生」のカードの飛び出してくる子どもの姿に、「きみのトモダチ」を見ました。
でも、半年が過ぎ、カードがもっと深い場所から予言していたことを、ぼくは観じます。
「恋人たち」のカードは、ユウコさんとえみなさんなのだと。
「ともだち」と「子ども」は、外せないキーワードだと。
個展の終わりに、再びこのカードたちを見たとき、ユウコさんとえみなさんは、さらに深い予言が隠れていることを知るでしょう。
ぼくの予想をはるかにこえる、素敵なものにちがいありません。
だって、それは、ユウコさんとえみなさんの冒険だからです。
ティン

