<今日の一言>
どうか子どもたちに 本当の罰は心と記憶に下されると伝えてください
ドラマ白夜行より
これは、ドラマ「白夜行」(2006年TBS放送)の中で、最も重要なテーマでもある、主人公・亮司が語った言葉です。
現代版「罪と罰」とも評される同作品ですが、亮司は、愛する女性・雪穂の幸せのために多くの罪を重ねつづけて、最後、この言葉を小さいころに教えてくれた図書館員の女性に残します。
この言葉に続くのは、
「飲み込んだ罪は魂を蝕み、やがてその体さえ命さえ喰らい尽くす。どうかその前にどうか親たちに伝えてください。」
です。
たとえ、犯罪を犯しても罪に問われなかったり、裁判で無罪となっても、罪を犯した本人自身が、心の最奥では自分を許せず、すべてを失ってしまうことになるのだということですね。こうしたことを教育の場でも、もっと訴えていくことは本当に大事だと思います。
また、法令をやぶったり、やってはいけないことに手を染めて、たとえ栄光栄華を極めたとしても、それは永遠には繁栄しないでしょう。
でも、自分ももし、子どもや家族を養っていくためとか、戦時下のような生きるか死ぬかの場面で、選択に迫られたときにどうなるのかは、本当にその瞬間にならないと分からない気もします。
「白夜行」は、名台詞が多く、様々に考えさせられる作品でした。原作は、まったく感情の描写がなく、あえて起こったことだけが時系列で書かれていて、主人公の気持ちを想像するといっそう悲しくなりますね。
見てないけどこれから見る、読むという人は、より想像力をかきたてる原作からのほうをおすすめします。もし、どちらか一つだけと言われれば、ドラマのほうですが。