「普通・・・」とか「一般的に・・・」は、人によって違う。 | MONOCHROME LABORATORY 研究日誌

「普通・・・」とか「一般的に・・・」は、人によって違う。

私は、暴力団を肯定するわけではないが、否定もしない(出来ない)。

私たちが、生活する社会の中に闇社会は隣り合わせで実在するからだ。

少なくとも、自分は、『普通の』一般市民だと思っているが、これまでの人生で

暴力団に関係がある人物と接点が全くなかったかと言えば、NOだ。



ある時期の同級生は、暴力団の構成員の子供だったらしい。

もし仮に、その同級生の親が何か問題(事件)を起こして家宅捜索を受けたとして、

その家から私と同級生の写真や年賀状が見つかり、それを理由に、

「お前は、闇社会と繋がりがある!」と、糾弾されたとしても、「なぜ?」と思うのは、

おかしな事だろうか??




ネット上では、「一般社会で生活していれば、闇社会との接点なんてありえない」という

主旨の書き込みもあるそうだが、俺に言わせりゃぁ「じゃぁ、アンタの言う一般社会って

何だ?!」と、言いたくなる。

「オマエ基準で、『一般社会』とか、『普通』なんて言うな!」

「世の中、テメェ中心に回っちゃいねぇよ!」とね。




会社勤めしていた頃に痛感したのが、『一般的に』とか『普通』という感覚が、

いかに曖昧で、人によって『普通』が違うという事だった。


自治体職員相手に仕事をしていた頃は、あまりの非常識な発言に頭を抱えたことも沢山あるし、

教職員相手の仕事をした時も、オレが思う『世間一般』と、彼らの『世間一般』に大きな乖離が

あるのを感じた。





世の中、キレイゴトだけじゃ生きていけない。

世の中全ての人間が、法やルールを守ってくれていたら、こんな社会にはなっていない。

自分勝手な正義や常識を掲げて、好き勝手にやる奴がいるから、こんな世の中なのだ。



「少なくとも自分は『普通』だ。」と、いう間違った考えを持たないようにしようと

思うようになったのは、そんな人生を生きてきたから。


繰り返すが、世の中キレイゴトだけじゃ生きていけない。 ・・・それが真実だ。