私の実家では犬を飼っています。今ではすっかり老犬です。先日、この犬が誕生日を迎えたので私は誕生日プレゼントを贈ることにしました。わざわざ実家の犬のためにプレゼントを買うのかと思われるかもしれませんが、実家で十数年も一緒に暮らし、今でも母から近情報告をほぼ毎日受けているので、遠い存在とは思っていません。本当にいつまでも可愛い可愛い家族の一員だと思っています。
ちなみにこの犬の名付け親は私です。私の名前、両家祖母の名前、家族として迎えた日付など様々な由来や意味を込めてつけたので、まるで人間のような名前になりました。実際に犬の名前を人に伝える時に人間だと思ったと言われることもありますし、何より漢字をあてていることに驚かれることが多いです。動物病院の方々にも覚えはいいですし、可愛がってもらえるきっかけにもなります。名付け親は私ですが、我ながら良い名をつけたと満足しております。
さてさてこの可愛い老犬の誕生日プレゼントですが、無難な歯磨きガムを買うことにしました。犬のオモチャを買ってこれからずっと遊んでもらいたいと思ったのですが、様々な理由から今年は歯磨きガムにしました。
うちの犬は本当に不思議で、人間の歯磨き粉に近い香りのするものが大好きなのです。それはオモチャでもそうですし、おやつでもその傾向があります。
このプレゼントをとても喜んでくれたようで、カジカジと夢中で食べてくれました。こちらがしたことに対して老犬がこんなにも喜んでくれることは…。胸に込み上げるものがあります。その瞬間から穏やかな時間が流れ、温かく柔らかな微笑みがうまれます。
幸せが生まれる瞬間とは、きっとこのように自分の手で誰かが喜んでくれることです。
写真や動画を見ながら、また私は老犬に表しようもない愛しさを感じるのでした。昔とは違い、あまりガツガツせずに静かにおやつを食べるようになりました。その姿もまた長い年月を一緒に生きてきたのだということを実感させられ、胸が熱くなります。
どうか元気で長生きしてくれますように。



