引き続き越後湯沢のお話。

 

父が生前、毎晩のようにお酒を酌み交わしていたY氏。湯沢町から車で40分くらいの五日町の畑に毎日通っていらっしゃいます。

 

五日町というのは、六日町を過ぎて、長岡方面にちょっと行ったところにあります。

 

Y氏がいかなる経緯でその畑を耕すようになったのかは不明ですが、私が気がついたときには耕していました。

 

長い間おひとりで、隅っこのほうで枝豆やスイカを育てておりましたが、最近、レストラン「やすらぎ」のI氏の「実の息子もよもやここまで!」と思うほどのご親切とご協力を得て、大幅に陣地を広げました。

 

今年は、さらに、K氏という、農作物にお詳しいと思われる御仁(ごじん)のご参加を仰ぎ、何と、畑の半分がそば畑に変貌しておりました。

 

9か月ぶりに湯沢を訪れた私に、Y氏とI氏は、「野菜もってけ」「東京は野菜高いだろ?」とやさしいお言葉をかけてくださいました。帰京の日の朝、畑に行き、「蛇だ!蛙だ!」と叫んでいるうちに、予約していたおそば屋さんに行く時間になりました。

 

ふと気がつくと、私は野菜を1つも手にしていないのです。

 

「私、野菜、一個ももらってないんですけど!」と文句をいうと、「自給自足」というお答え。自分でとる方式だったの!?レタスってどうやって畑から引っこ抜くの?