TOMOOさんのライブを配信にて視聴しました | 意外と儚のブログ

TOMOOさんのライブを配信にて視聴しました

先日、渋谷のプレジャープレジャーという

ライブハウスで開催された

TOMOO OFFICIAL FAN CLUB LIVE "Itʼs YOU!" vol.1を

配信にて視聴させていただきました。

 

TOMOOさんは28歳のシンガーソングライター

活動歴は10年以上と、結構長いようだけど、

自分は年始に放送された関ジャムで紹介されていて

ファンになりました。

そして、グズグズしつつ少し経って、昨年発売された

メジャーデビューアルバムを聴いて、いっきにハマりました。

 

YouTube等で、様々な動画を見、生演奏を見たいと思い

ファンクラブ限定ライブの配信があるのを発見し

(6月からのクラブツアーはスタンディングだったので

じいさんにはツラいので諦めた)

なんとか見れないかと、アーダコーダと考えた結果、

月額で入会すれば見れるという事に気が付き、

入会し生配信で視聴しました。

 

10分ぐらい遅れて始まったライブは、

TOMOOさんがいつもYouTube配信ライブを行っている

自分の部屋で演奏しているという設定で、

「雨の中へ」から始まったライブは

桜昆布茶を飲みながら、ピアノの弾き語りをするという

リラックスした感じでした。

7年前もこの場所はバンドを入れてやった事があるそう。

最初の3曲はちょっと上ずってたかな。

 

ファンクラブライブという事で、初期ナンバーが多い選曲は

にわかの自分には知らない曲も結構ありましたが、

手慣れた感じでいい雰囲気で進んでいきました。

「シュドビー」「サクラソング」は良かったな。

そして、無理くりな感じの手拍子を観客に要求しての

新曲「プレゼント」で後半へ。

 

ここで自分にとっても馴染みの深いナンバーへ。

この曲を小学生の頃聴いた時、ひと曲惚れしたが、

キーが高くて子供には歌えなかったという特別な曲

いきものさんの「ミーツ」でカバーした「茜色の約束」。

(後日のラジオでだったかな、特別な曲なので、

原曲を崩したくなかったと言っていたと思う)

そして「オセロ」

 

今の自分のマニフェストと言える曲ですと話して

気合を入れて弾き始めた「スーパーボール」

でも、すぐ指が痙攣したらしくストップ、失敗。

こういう事があると続いちゃうんだよねと謝りながら

再びピアノに向き合い目を閉じる。

ここから弾き始めるまでが凄くチャーミングだった。

配信ならでは映像、ハマっちゃうよ。

無事、弾き終えて、「グッドラック」でライブ終了。

でも、最後配信の事を全く忘れて、観客の方へ行ってしまい

「タケノコポーズ」は確認できず。

永遠の愛を歌った「夢が醒めても」や「ベーコンエビ」が

聴きたかったが、次回に期待したい。

 

1時間半弱、アットホームで素晴らしいライブ視聴でした。

 

 

TOMOOさんの魅力は色々あると思うが、一番は声だと思う

歌の上手い女性歌手と言ったら「ミーシャ」さん「りら」さん

「史帆」さん「美和」さん等いらっしゃり、

力強くのびやかで正確だという事が言えると思うが、

TOMOOさんは、決してそうではない。

彼女は、弱さを経験して通り抜け、

その弱さを含み感じさせる主張の強い声だと思う。

その、強くのびやかな声の弱い部分が、

聴く人誰もが持っている弱い面に働きかけて、

心を動かすのだと感じている。

いきものがかりの水野さんが会った事のない

TOMOOさんの声に惚れて、カバーアルバム「ミーツ」に

参加のオファーを出したのも当然だと思う。

ある意味、adoさんの対極にいる方なのかもしれない。

 

ソフトロックをベースにし、複雑なピアノならでは楽曲構成も

魅力だと思うが、やはり、歌詞が秀逸。

プラスとマイナスの言葉を並べて、

その間の世界を表現する歌詞は、

聴く人のパーソナルな部分を連想させ、普遍的。

曲の中ですぐ否定されるタイトルは、ウィットが効いている。

美人だけと、不器用さを滲ませるビジュアルも含めて

これらを武器に展開されるTOMOOさんの世界に

まったくもってハマってしまった。

 

結局、スタンディングだけど追加公演の豊洲ピットの

チケットを取ってしまいました。

あまり見えなくてもいいけど、どっか楽して観れる位置が

あると嬉しいのだけど、無理だろうなぁ。