冷やしワンタン麺
7月・8月限定のようです。
麺:強靭なコシの細麺
スープ:鶏主体の鰹節と昆布の合わせ出汁
油:鶏油だと思います
タレ:醤油
具材:海老ワンタン、半味玉、出汁氷、しっとり鶏ももチャーシュー、鶏ハムほぐし、カイワレ
価格帯:標準
知る人ぞ知る、宮城・仙台を代表する"夏の風物詩"です。いつからか、出汁氷が入るようになり、最後までキンキンに冷えた状態で食べられます。鶏メインのスープだと思いますが、昆布と鰹節?の"(ニボ)コン"系の食材の生かし方が秀逸で、これが宮城・仙台には結構前から"冷やしメニュー"として健在でした。意外と魚介が厚めに出ているのがまた良いです。
強靭なコシが印象的な細麺です。細麺ですが、意外と強めの麺で、木曜日の"濃厚"と麺帯は共通でしょうか?
太麺並みに強さがある、独自の細麺でした。
味玉は醤油がキリッと効いています。名物の鶏ハムむね肉はシンプルな美味しさです。鶏ももチャーシューは、醤油感と丁寧に火入れされた感じが好印象です。薬味はネギではなくカイワレですが、冷やしゆえにネギに火が入らず、辛くなることを懸念して、あえてカイワレにしていると思います。
海老ワンタンはプリッとした海老を包んだもの。メンマは、薄炊きで繊細な味付けでした。スープの醤油感はキリッとしていますが、カドはありません。また、厚みのある魚介の和出汁感が、胃腸が弱る夏でもスルスル麺を運んでくれます。危うく"そうめん"みたいになりそう和出汁感で、しっかりとラーメンに仕上げているところは、流石、永年続く名店の味です。