宮城県仙台市太白区中田6丁目33−1

豚骨醤油ラーメン大将

豚骨醤油ラーメン

 替え玉


 2026年7月31日オープンの新店です。【仙台家系ラーメン】でおなじみの【ラーメン ビッグ】のグループの系列店になるか、と思います。

 

 一応、並びのオペレーションについて参考になるように記載しておきます。流れとしましては、記名ボードに名前と人数を記入して、食券を受け渡したら受付が完了。そこから、自分の名前が呼ばれるまで並んで待つというシステムになると思われます。適宜オペレーションは改良が加えられていくとも思いますので、基本的には店員さんの誘導に従って下さいね。

 

 

 【豚骨醤油ラーメン】登場です。“引き算オブ引き算”な無駄を極限までそぎ落とした細麺の“豚骨ラーメン”。醤油を効かせたベースであるということで、【豚骨醤油ラーメン】の表記か、と思われます。

 

 今回は、価格もお伝えしてみます。デフォルトのこのラーメンで620円という今時びっくりな価格設定です。替え玉込みでも770円、無限替え玉は30分の時間指定ありですが、プラス330円という設定で、結構、時代に“逆張り”したような構成となっています。もともと、オーナー店主さんは、【ラーメン ビッグ】の時代からお客さんへのサービス精神旺盛な方で、意図としては、物価高騰のこの時代でも、昔ながらのラーメンの、“安くて美味しい”の意味合いを守りたい、というところにあるのかなぁ、と感じました。

 

 トッピング。

 

 デフォルトの【豚骨醤油ラーメン】では、ネギとチャーシュー。やや小ぶりなチャーシューではあるものの、1枚ではなく2~3枚入っているのも嬉しいところです。

 

 ネギ。この値段でもしっかりネギが盛ってあるところにも好感が持てます。豚骨スープにかえしの醤油の風味が合わさって、ここにネギの香りが重なれば、”ラーメン”としての満足度、コストパフォーマンス、最高です。

 

 チャーシュー。おそらく、豚バラ肉ではない部位を使うことでコストを抑えているものと思われます。しかし、チャーシューそれ自体のクオリティはなかなか秀逸です。しっかり煮崩してあげることで、豚バラ肉ではなくとも、しっかりホロホロと崩れるような柔らかさに仕上げられていて、肉の旨味も抜け切らない、絶妙なラインで煮込まれています。チャーシューダレの醤油ダレがまた良い味加減です。甘めの醤油ベースと思われ、醤油それ自体の風味もお肉にしっかり染み込んでいて、完成度が高い逸品でした。

 

 麺。

 

 自家製麺の表記がありました。【豚骨醤油ラーメン】に関しては、打ち立ての細麺を使用されているようでした。いわゆる、”博多豚骨”や”九州豚骨”を意識すると少し太めの細麺といった感じでしょうか?ザクザク食感の細麺というより、麺自体のコシと弾力性によって、硬さが出ている感じの細麺に感じました。”シンプル オブ シンプル”な豚骨ラーメンに今っぽい感じのこういう細麺を合わせている構成は珍しいかもしれません。

 

 また、麺量は、デフォルトでも意外と多めな印象です。ノリと勢いだけで【無限替え玉】行ってしまうと、結構大変かもしれません。それだけコストパフォーマンスは良いお店ということにはなります。

 


 替え玉は写真の通り。やはり、一玉当たりの麺量がやや多めのような気がします。ちなみに、こういう【豚骨(醤油)ラーメン】における【替え玉】の良いところは、麺の硬さが一段階上がる感じがすることと、スープに麺の熱々が移って、スープがリフレッシュされて温度感的に生き返る感じがするところにあります。

 

 卓上調味料もいろいろ種類があって、ニンニク、自家調整豆板醤、ブラックペッパー、醤油など、【替え玉】の味変も楽しめるような構成になっていました。

 

 スープ。

 

 ベーススープは、材料と工程の無駄をそぎ落とした豚骨スープになると思われます。圧力寸胴を使用されているようで、僕がいた時間帯には、寸胴から圧力鍋のような「シュシュシュ」という音が…!骨の髄やコラーゲン質までしっかり炊き出した濃縮豚骨スープといった感じで、肉ガラの旨味はたっぷり詰まっているスープでした。おそらく、【ラーメン ビッグ】における家系ラーメンでの豚骨スープの炊き込みのノウハウを生かし、独自に構築した豚骨スープということになると思われます。このグループの肉出汁系の白湯スープの美味しさはなかなかに骨太なものがあります。

 

 味のベースは、醤油かえしになるでしょう。ややキレのある醤油を使用されているような気がしました。とは言え、一般的な【家系ラーメン】などと比べて、醤油のカドは丸めで、醤油の旨味が豚骨スープの旨味を引き立てるようなイメージです。

 

 また、スープ濃度ですが、【家系】に比べて、抑えめ。この辺も、”九州(博多)豚骨”に近しい濃度感で、万人受けするようなラーメンに仕上がっていました。クセや臭みもなく、醤油感もキレは残しつつも、そこまでしょっぱい感じでもありません。

 

 この価格帯なことも相まって、もしかしたら、ラーメン版の”ファミリーレストラン”的な感覚で、普段づかいしやすい業態として、新しい風をもたらすかもしれません。オープン特需もあるでしょうが、なかなかの賑わいで、ご家族連れで来店されているお客さんが多く見られたように感じました。最近の”ラーメン業態”ではなかなか珍しい価格設定で、デフォルトの価格設定がかなりリーズナブルな設定。【山岡家】より安い設定の【豚骨ラーメン】は、結構チャレンジです。普段あまりラーメンを食べない層にも届けば、”台風の目”的な、なかなか面白い存在になるかもしれません。

 

 

麺:自家製麺。【豚骨醤油ラーメン】は打ち立ての細麺のようです。ザクザク、パツパツといった感じではなく、今っぽい、麺自体のコシと弾力性で硬さを出しているような細麺です。麺量はデフォルトでも意外とあります。

スープの方向性:圧力寸胴でガンガン炊いた濃縮豚骨スープということになるかと思います。旨味的な濃度はしっかり出ていますが、意外と重たさは残らないスープです。豚骨のクセや臭みもないタイプです。

タレ:醤油かえしでしょう。醤油のキレがあることで、【無限替え玉】にも耐えうる味付けか、と思います。

油:仕上げ油はラード(豚脂)になると思います。