味噌




 言わずと知れた純すみ系。現地で調達できる材料は現地で集めて、北海道産の材料と組み合わせて、東北に合わせて作っているのだと思います。そんなわけで、2000-2010年代の仙台のトレンドに合わせて、塩気やラード感は大人しめな感じに仕上げられている気がします。

 ふと湧いた疑問。もし今出店していたら、しょっぱい系になっていたのかな?

 香りが立つように焦がさないように焼かれた味噌の風味が香り立つ。おろし生姜がアクセント。クタクタ寄りに炒められたモヤシと玉ねぎ、挽き肉が良いテンション。昆布?に北海道を感じるような気がします。

 メンマは昔ながらの安定感のある味付け。チャーシューはクラシカルな仕様の豚肩ロース?で柔らかく、タレの風味が美味しい。スープは豚ガラ主体の何かを突出させないバランス型でしょうか?

 麺は少し仕様が変わったかもしれません。昔ながらというより今っぽい食感。茹で加減か何かを調整したのか?それとも何かしらのブレでしょうか?僕が古い人間なのか、前のままの、あえてチープな感じの食感の麺が僕は好きです(笑)。

 宮城・仙台の炒め野菜系のラーメンにおいて、絶対に一度は通らざるを得ない、宮城・仙台に根差した、伝統的な札幌味噌ラーメンです。