東日本大震災から6年…

俺はまた新しいドラマの撮影で
忙しく働いている

今年1月…
父親の七回忌だったと言う事は
東日本大震災で亡くなられた方々も七回忌で…

思い起こせば震災当初
『1年後、3年後、5年後…そして10年後』と
”節目”で

思いだしたり
思い出してもらえたり
思い出してしまったり
思い出させてしまったりするのだろうと
なんとなく思っていた

そんな5年を過ぎ
ここからは多くの人達が
”節目”と感じづらい6年目、7年目、8年目、9年目…
長い4年間のスタートだと思う

復興の進展はと言うと
その度合いが
思ったより早い場所と
思ったより遅い場所との差が
こんなにもハッキリしているのかと
深く感じている…

更に当初から感じていた事は

忘れたい事ほど覚えていて
覚えていたい事ほど忘れてゆき

またそれは

思い出して欲しくない人ほど覚えていて
忘れて欲しくない人ほど忘れて行く
と言う現実でもあり

6年経ってそれは
より振り幅が大きくなっていると
感じる事が多い

震災当初から
思い出して欲しくない人に伝えたい事と
忘れて欲しくない人に伝えたい事は
正反対で…
矛盾していて…

特に
福島の原発事故の話は
現状を伝えようと努力する人が
多ければ多いほど
思い出したく無い人も思い出してしまい
そして忘れていた人も思い出し
その記憶は
風評被害を悪化させる可能性をおおいに孕み
結果同じ地区で被害を受けた人を
更に苦しめる現状に繋がっていると
改めて思う

先日群馬県前橋裁判所は
福島の原発事故に関する
数ある似たような訴訟の第一号として
福島の原発事故は
国と電力会社に非があると認め
賠償金の支払いを命じた

しかしながら
国が支払うと言う事は
要するに税金
電力会社が支払うと言う事は
要するに電気料金が
各々上がると言う事なだけで



腑に落ちない事だらけ…
矛盾だらけ…



そんな事ばかり考えてしまう
東日本大震災から6年…

考えたいと思います
まだまだ考えたいと思います

そして10年目を迎える前には
少しでも良い答えが出せればいいな
なんて思います

よろしければ
みなさんも手伝ってください

納得のいく矛盾無しの答えを
一緒に考えていただけると
嬉しく思います

例えば10年目の節目を迎えて
まだそんな良い答えが出されてなくても



一緒に考えて気にかけてくれる人が
多ければ多いほど未来は明るい!



これだけは
ハッキリ言える事だから

よろしくお願いします!