お彼岸のお中日(春分の日)、お参りのあと映画を観に行った。
タイトルは「せかいのおきく」。
2月、「PERFECT DAYS」を観に行ったとき、予告編を見た。
白黒で、主演が黒木華さん。ひらがなだけのタイトル。「せかいのおきく」って何?
ちょっと、こころ惹かれた。
が、帰宅して調べると、上映館は1館だけ。それも1日に1回だけの上映。
今月(3月)の予定はあらかた埋まり、老婆にはキツキツ。諦めた。
春分の日、墓参りを済ませ、ひっそりと咲く白梅の根元に猫がいた。
だから何?・・・なのだが、「せかいのおきく」を観たくなった。
上映館がお寺さんの近くだったこと、上映開始が午前の9時20分だったこと。
駐車場でエンジンをかけたとき雨が降り始めたこと。そんなことが理由。
観に行ってよかった。モノクロの理由がわかった。(たぶんだが・・w笑w)
そして「せかいのおきく」の意味が解った。説明をすると詰まらなくなる。
話が変わるが、最愛のひとは私のことを「ネコ」と呼んだ。
映画を見た人には、「セ・カ・イ・ノ・ネコ」。それで解ってくれるだろう。
無彩色に近くなった日常にも、彩がもどってくる瞬間がある。
それだけで次の一日を過ごしていける。
それが「せかいのおきく」を観た3月20日だった。
きょう23日は彼岸明け。仏さま達に、それぞれの好物を備え、掌を合わせた。
明日は晴れるらしい。冬ものを少し洗濯しようと思う。
どの地の、誰にとても、穏やかな夜でありますように。
お休みなさい。☆彡
※ 今日の写真は、いま庭に咲いている花を、カメラの機能(セレクトカラー)で撮りました。
映画の中で、ほんの一瞬、カラーになる場面があります。それに合わせて遊んでみました。m(__)m