八木沼です。
今回はPMS(月経前症候群)とアトピーについての投稿です。
◉はじめに。
アトピー性皮膚炎の症状がある女性の方に、PMS(月経前症候群)でアトピー性皮膚炎が悪化してお悩みの方がいらっしゃいますので、
少しでもPMS( 月経前症候群)で、アトピー性皮膚炎が悪化しない対策を投稿したいと思います。
◉PMS(月経前症候群)とは。
『Premenstrual syndrome』の略で『月経前(生理前)症候群』です。
PMSとは、排卵から月経開始までの時期(月経の1週間前頃から)に「浮腫み」、「下腹部痛」、「倦怠感」、「イライラする」、「気持ちが落ち込む」といった症状のことをいいます。
多くの女性が多かれ少なかれPMS(月経前症候群)の症状を、経験しているというデータがあります。
月経の5日位前~から軽い浮腫や、軽い乳房の張りや痛み、偏頭痛、肌荒れ、食欲の異常亢進、などが主な症状です。
個人差があり、ほとんど気がつかないような、症状の場合もあれば、重い症状が現れる場合もあります。
症状が重い人は、ホルモンバランスの異常や子宮内膜内膜症、卵巣の病気などの隠れていることもありますので、婦人科の受診を受ける事も必要です。
◉PMS(月経前症候群)でアトピーが悪化する原因。
・PMS(月経前症候群)がアトピー性皮膚炎に影響すると考えられる原因は、体温の上昇、水分を溜め込む(むくみ)、食欲増進の影響等が主な原因です。
◉PMS(月経前症候群)でアトピーが悪化した時の症状。
・体温の上昇
月経前は体温が上昇しますので、アトピーで皮膚に炎症がある状態ですと、体温の上昇は皮膚の炎症が悪化しやすいです。
・水分を溜め込む( むくみ)
月経前は経血の為に水分を溜め込もうとする為むくみ( 浮腫)ます。
アトピー性皮膚炎の症状がある時期は、水分の排泄が機能低下している状態ですので( 水毒体質)、PMS( 月経前症候群)によって必要以上に水分が体に溜まり、痒みや浸出液の症状が増幅します。
・食欲増進
黄体ホルモンが活発な時期は、脂肪や糖質を蓄えようとして、異常な食欲が出ることがあります。
アトピー性皮膚炎には、脂肪や糖質の過剰摂取は痒み等、皮膚症状悪化の原因になります。
◉PMS( 月経前症候群)でアトピーを悪化させない対策。
・体温上昇期によるアトピー悪化対策。
体温上昇期対策には、普段から体に熱がこもらないように、運動による汗の排泄も有効です。ただし、汗が出せる皮膚の状態というのが条件になります。
・むくみによるアトピー悪化対策。
PMSで必要以上に浮腫まないようにする為には、水毒体質を改善する為に、普段から塩分の取り過ぎに注意しながら、塩分が体から排泄しやすいように、野菜(カリウム等)を摂取する習慣が必要になります。
・食欲増進に対する悪化対策。
血糖値の上昇(GI値)しやすい食べ物の炭水化物( 小麦等)を減らす。
血糖値の上昇(GI値)が早い食べ物を減らすことが、結果としては食事の量が減り事にもなります。
血糖値が急に上昇する食べ物は、その反面、血糖値を急に下げるので、又、食べたくなります。
その他には食事の時に、野菜(繊維質)をはじめに食べることで、血糖値の上昇(GI値)を抑える効果があります。
又、緑黄色野菜や海藻を摂取して、マグネシウムを補給する事で、PMSによるイライラも軽減して、糖質を抑える効果があります。
◉まとめ。
アトピー性皮膚炎がある女性の方は、普段からPMSの症状があると、アトピー改善が遅れることがありますので、アトピー性皮膚炎と共にPMSの対策も合わせて行っていただいたいと思います。
それではまた👋
◉PMS( 月経前症候群)に効果のあるツボ。三陰交(サンインコウ)
温めたり揉んだりすると効果があります。
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低気圧は左回り、高気圧は右回りです。これを治療に応用している治療家は「ヤバイ」です👨⚕️
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