八木沼です。
今回のテーマはアトピーとジンマシンの対処法です。
◉はじめに
アトピー体質で、ジンマシンを併発された事のある方もいらっしゃると思いますので、参考にしていただければと思います。
今回のジンマシンは主に「温度性ジンマシン」や「寒冷ジンマシン」についての投稿になります。
◉ジンマシンの基礎知識。
ジンマシンは、急性皮膚病の一つ。痒みを伴う紅斑)コウハン)が生じる。ジンマシンの一種に血管浮腫(ケッカンフシュ)と呼ばれる病態がある。
また、アナフィラキシーショックの一症状としてジンマシンが出現することがある。
アレルギー性では、食物性、薬剤性がある。
非アレルギー性には、寒冷により生じる寒冷ジンマシンなど温度や刺激によって生じるものや、日光ジンマシン、ストレスを感じた時に生じるコリン性ジンマシンがある。
「病理」
皮膚の血管や血管の周囲には、肥満(ヒマン)細胞(好塩基性の細胞)が散在しており、この肥満(ヒマン)細胞の中にヒスタミンという成分が多数含まれている。
何らかの原因で、肥満(ヒマン)細胞がヒスタミンを分泌する。
それにより、ヒスタミンが血管に働いて、血管を拡張させるとともに、血管の透過性(トウカセイ)が亢進し血管外への血漿(ケッショウ)成分の漏出(ロシュツ)を起こさせる。
そして、皮膚の真皮内(シンピナイ)に流出した血漿蛋白(ケッショウタンパク)が真皮の組織間隙圧(ソシキカンゲキアツ)によって抑制され、限局した浮腫になるが、それが膨疹(ボウシン)という表現形になる。
さらに、ヒスタミンは皮膚の神経を直接的に刺激し掻痒(ソウヨウ)を誘発させる。(ウィキペディア参照)
◉温度性ジンマシンの3つの原因
その1 血管拡張
何らかの原因で、血管が急に拡張すると、血管周囲からヒスタミンが分泌されます。
ヒスタミンはアレルギー反応時に出る物質でもあります。
ヒスタミンが分泌されると痒みが出てジンマシンになる事があります。
その2 糖質過剰
血管の中に糖質が増え過ぎると、血管の中にある酸素と科学反応を起こして、活性酸素が発生して皮膚に炎症を起こして痒くなります。
その3 浸透圧
何らかの原因で、皮膚細胞に塩分が多くなり過ぎると、体液が皮膚細胞に移動して、浮腫んだようになり痒くなります。
◉温度性ジンマシンの症状
・皮膚が盛り上がった様な症状
体を急に温めると痒くなります。特に食後に運動や入浴で温めると痒くなり、皮膚が盛り上がった様なジンマシン症状が出る事が多いです。
また、寒いとこから急に暖かい部屋に入っても、皮膚が盛り上がった様なジンマシン症状が出る事があります。
・アトピーとジンマシンの症状の違い。
アトピーは慢性的な皮膚症状に対して、温度性ジンマシンは一時的に症状がでて、また症状が時間と共に消えやすいです。
◉温度性ジンマシンの対策
・温度性ジンマシン3つの対策
その1 食事
糖質が多いと温度性ジンマシンが出やすいです。砂糖、お菓子等を摂りすぎないように、注意が必要です。
食後すぐに運動や入浴は避けたほうがいいです。
その2 環境
温度性のジンマシンですので、急激に温度差が生じる環境を避けるのも必要です。
例えば、体が冷えきっている時に、急に体を温めないで、徐々に温めるようにする事が大切です。
その3 体質
普段から運動をして汗を流す習慣をつける事で、急激な温度差にも対応できる体質にする事も大切です。
・アトピーと温度性ジンマシンの対策
アトピー体質の方がジンマシンになった時の対策は、ジンマシンの症状がアナフィラキシーのジンマシンではない事を確認する事が必要です。
ジンマシンに伴って、呼吸困難等の症状が出ている時には、医療機関を受診する事をお勧めします。
体温や環境の変化によって、ジンマシンが出た場合は温度性のジンマシンの可能性がありますので、安静にして様子を見てください。
水分を大目に摂取する事も、温度差ジンマシンの対策になります。
◉まとめ
ジンマシンの対策で重要なのは、アナフィラキシータイプのジンマシンか、その他のジンマシンタイプかを見極める事だと思います。
とは言っても、なかなか判断が難しいと思いますので、食後の後に出るジンマシンや、呼吸困難等による重症な症状が出た場合は、まずは医療機関に相談するのが大切です。
それではまた。
◉ジンマシンに効くツボ
(カンショウ) (キョウイン)
指で押したり、ボールペン等で押してみてください。
◉関連記事→アトピーと温度性ジンマシン
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◉まめの「アトピー改善 豆知識」
◉編集後記
梅雨に入る前に浦安沖に行ってきました。
浦安の太公望 本日の釣果🐟
ルワーはタコエギです。
シロギス狙いの方は、まだ釣果なかったです🐟