アトピーとジンマシン | 千葉アトピー治療専門鍼灸「宗気堂」

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調子は如何ですか。

千葉にあるアトピー治療専門 鍼灸・整体   宗気堂   八木沼です。

今回のテーマはアトピーとジンマシンです。

 

アトピー体質の方で時々ジンマシンも出ますという方もいます。

今回のお話するジンマシンは温度性のジンマシンです。温度性のジンマシンは体が熱くなったり、運動をした時に出るジンマシンです。

 

 

 

なぜ、運動をしたり、入浴したり体が温まるとジンマシンが出るのでしょうか?

 

原因の一つに体の血管が関係しています。

 

運動をしたり、 入浴をしたりすると血管が拡張します。血管が急に拡張すると血管の周辺からヒスタミンが分泌されます。このヒスタミンが分泌されるとかゆみが出ます。そしてジンマシンの症状がでます。

 

ポイントは急に血管が拡張するという現象です。徐々に血管が拡張する場合は血管周辺からヒスタミンが分泌されないのですが、急に血管が拡張するヒスタミンが分泌され痒くなります。

 

あなたもこの様な経験はありませんか?

冬の季節にすごく冷えた手を家のストーブで急に温めると、手が痒くなる現象です。例えば、真冬に手袋をしないで自転車を乗っていて、かなり手が冷えている時に急に手を温めると痒くなった経験です。

 

この現象も血管が急に拡張する事で血管周辺からヒスタミンが分泌されて痒みが出たと言うことです。このようなジンマシンは「機械的な理由」になります。

 

「機械的な理由」以外にも、例えば小麦を食べた後に運動や入浴でジンマシンが出る方もいます。

小麦ですので、パン、麺類、お菓子等になります。

それではなぜ、小麦を摂取した後に体を温めるとジンマシンが出るのでしょうか?

今の所原因ははっきりしてない様です。

 

一つ考えられるのは、小麦はGI値(グリセミックインデックス)が高いということです。つまりGI値が高い食品を摂取すると血糖値の上昇が早くなります。糖質が血管の 中に急に増加すると体はインシュリンを分泌しなくてはいけなくなります。徐々に分泌されるインシュリンは問題ないのですが、急に血管内に糖質が増えるとインシュリンも急激に分泌されることになります。

 

インシュリンが急激に分泌されると、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)の分泌が抑制され、これにより鉱質コルチコイド減少による、アルデステロン現象が起こります。アルドステロン現象は簡単に説明すると、尿が出にくくなる現象です。つまり体の中に水分が溜まります。そして痒みを伴い、皮膚が腫れたようになります。

 

こうして見ていくと皮膚が盛りあって痒くなるジンマシンの現象のようになります。

 

ところが、血管が急に拡張しても、小麦を食べてもジンマシンが出ない方が多いと思います。この差は「体の冷え」があるかどうかです。

 

体の冷えがある方は普段から血管が収縮傾向にあります。収縮傾向にある方が急に血管が拡張するとヒスタミンが出やすくなります。

 

また体の冷えがある方は、元々が水毒体質なので、小麦を摂取した事によって尿が出にくくなりさらに体に水分が溜まり更に水毒体質になります。

 

○まとめ

アトピーも温度性のジンマシンも体の冷えが関係してきますので、体を冷やさないようにするのがポイントになります。夏ももうすぐ終わりに近じていますが、  まだまだ暑い日があると思います。しかし、あまり冷たいものを飲食したり冷房で冷やしすぎると、アトピーが悪化したり再発したり、ジンマシンが出たりすることがありますので、「冷え」には充分ご注意ください。

 

それではまた。

 

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まめの「アトピー改善豆知識」

 

体の冷えを改善するには、冷たいものを摂取しないことが大切です。

内臓が冷えると体は冷えます。又鎮痛剤も体を冷やします!!